”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”を整える②

顧客の視点・立場に立ち、顧客が経験する順番を追っていくことで、自社が何を整えるべきかが見えてきます。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

目次

大きな流れを整える

自社のことを、顧客の立場に立ち、顧客の視点から経験するようにしてみることで、自社のどこに問題があるのか、どこで止まっているのかを知ることができます。

このように、顧客の立場に立って、”大きな流れ”を整えていくことで、自社の改善へとつなげることができます。

マインドフロー

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、この”大きな流れ”を、マインドフローと呼んでいます。

STEP
そもそも自社の「存在」を知らない

自社の取るべき行動
→自社の存在を知ってもらうには?

STEP
「存在」は知っているが、「興味」を持っていない

自社の取るべき行動
→興味を持ってもらうには?

STEP
「興味」は持っているが、問合せなどの「行動」はしていない

自社の取るべき行動
→問合せなどの行動を起こしてもらうには?

STEP
「行動」はするが、「比較検討」はしていない

自社の取るべき行動
→自社を選んでもらうには?

STEP
「比較検討」するが、「購入」には至らない

自社の取るべき行動
→ひとまず購入するという決断をしてもらうには?

STEP
「購入」するが、「使用」しない

自社の取るべき行動
→購入後、実際に使っていただくには?

STEP
「使用」するが、「愛着」しリピートするには至らない

自社の取るべき行動
→愛着を持ってもらうには?リピートしてもらうには?

STEP
「愛着」し、リピートしたり、周囲に勧めたりする

まとめると、以下のようなステップになっています。

マインドフロー
  1. 認知
  2. 興味
  3. 行動
  4. 比較
  5. 購買
  6. 利用
  7. 愛情

「①認知」において、自社のすべきこと

まずは、認知してもらう(=知ってもらう)ことからすべてが始まります。

以下のような項目をチェックしておきたいところです。

  • 知ってもらうための活動をしているかどうか
  • 広告する媒体を間違っていないか
  • 広告が目立っていないのではないか
  • 広告で何が言いたいのか分からず、理解されていないのではないか



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