”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”を整える⑧

お客様がその商品を知り、愛用してもらうまでにはいくつも障害があり、それをひとつひとつ取り除く必要があります。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

目次

マインドフロー

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、この”大きな流れ”を、マインドフローと呼んでいます。

STEP
そもそも自社の「存在」を知らない

自社の取るべき行動
→自社の存在を知ってもらうには?

STEP
「存在」は知っているが、「興味」を持っていない

自社の取るべき行動
→興味を持ってもらうには?

STEP
「興味」は持っているが、問合せなどの「行動」はしていない

自社の取るべき行動
→問合せなどの行動を起こしてもらうには?

STEP
「行動」はするが、「比較検討」はしていない

自社の取るべき行動
→自社を選んでもらうには?

STEP
「比較検討」するが、「購入」には至らない

自社の取るべき行動
→ひとまず購入するという決断をしてもらうには?

STEP
「購入」するが、「使用」しない

自社の取るべき行動
→購入後、実際に使っていただくには?

STEP
「使用」するが、「愛着」しリピートするには至らない

自社の取るべき行動
→愛着を持ってもらうには?リピートしてもらうには?

STEP
「愛着」し、リピートしたり、周囲に勧めたりする

まとめると、以下のようなステップになっています。

マインドフロー
  1. 認知
  2. 興味
  3. 行動
  4. 比較
  5. 購買
  6. 利用
  7. 愛情

障害を取り除く

最初の「認知」から最後の「愛情」までスムーズに流れていってもらうには、その流れのなかで”障害”となっているものを見つけ出しては取り除いていく、という地道な作業が必要になります。

障害がひとつひとつ取り除かれれば取り除かれるほど流れができ、スムーズになっていくことになります。

大まかには、その障害は、「物理的な障壁」と「心理的な障壁」とに分けることができます。

障害の具体例③

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)での紹介例をもとに、具体例をまとめると、以下のような感じになります。

「⑤購買」

物理的
心理的
  • すぐ買えない、店頭に置いていない
    →決済手段の多様化、在庫管理の適正化
  • 申込み方法が面倒
    →購入手続きの簡素化

「⑥利用」

物理的
心理的
  • 使いにくい
    →商品の改善
  • 使い方が分かりにくい、どんなとき使っていいか分からない
    →分かりやすいマニュアル、用途提案、利用サポート

「⑦愛情」

物理的
心理的
  • 使う人同士のコミュニティがない
    →一緒に使う仲間のコミュニティを作る
  • 生活における重要性がない
    →継続的なサポート

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次