DMの目的から考える

DMを作る際には、その目的から考えて、マインドフローのどの部分への効果を期待するか考えたいところです。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

目次

DMを作る際のチェックポイント

DMを作る際には、その「目的」を考え、”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”であるマインドフローをイメージし、どの要素を柱に据えるべきかを考えるべきといわれています。

  1. 認知:目立つものであるかどうか
  2. 開封:封筒に、興味を引くオファーやお得なお知らせを記載する
  3. 理解:読みやすい文章やレイアウト
  4. 行動:問合せのしやすさ、魅力的なオファー

マインドフロー

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、この”大きな流れ”を、マインドフローと呼んでいます。

STEP
そもそも自社の「存在」を知らない

自社の取るべき行動
→自社の存在を知ってもらうには?

STEP
「存在」は知っているが、「興味」を持っていない

自社の取るべき行動
→興味を持ってもらうには?

STEP
「興味」は持っているが、問合せなどの「行動」はしていない

自社の取るべき行動
→問合せなどの行動を起こしてもらうには?

STEP
「行動」はするが、「比較検討」はしていない

自社の取るべき行動
→自社を選んでもらうには?

STEP
「比較検討」するが、「購入」には至らない

自社の取るべき行動
→ひとまず購入するという決断をしてもらうには?

STEP
「購入」するが、「使用」しない

自社の取るべき行動
→購入後、実際に使っていただくには?

STEP
「使用」するが、「愛着」しリピートするには至らない

自社の取るべき行動
→愛着を持ってもらうには?リピートしてもらうには?

STEP
「愛着」し、リピートしたり、周囲に勧めたりする

まとめると、以下のようなステップになっています。

マインドフロー
  1. 認知
  2. 興味
  3. 行動
  4. 比較
  5. 購買
  6. 利用
  7. 愛情

それぞれのシーンをイメージして考える

STEP
認知

手に取った瞬間、他のものよりも目の引くものであれば、”即ゴミ箱”にはらない。

STEP
開封

中身が見えていてそれが興味を引くものであったり、封筒に興味を引く文言(お得な情報)があれば、開封する。

STEP
興味・理解

開封後、分かりやすい・理解しやすい・面白いものであれば、中身をよく読む。

  • 文字が小さい
  • 言葉が分かりにくい
  • つまらない
  • 複数枚がバラバラに入っていて、どこから何を呼んでいいか分かりにくい
STEP
行動

興味を持った後、どうすればより知ることができるかが分かりやすければ、その後の問合せや発注に繋がる。

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