いざ売上を上げよう!となったとき、自社の売上の”構造”を知っていなければ、どのような方向に進んでいけば分からないということになります。その方向性のひとつ、ニーズを広げるには、どうすればよいか。
佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。
目次
ニーズの広さ・深さ
商品のニーズは、広さ・深さで整理することができます。
- ニーズが深い → その商品にどれだけこだわるか(ブランドなど)
- ニーズが広い → その商品をどれだけ多くの人が使うか
ニーズを広げるとは
”ニーズを広げる”とは、具体的には、より多くの顧客に買ってもらえるようにするという方向性をいいます。
ニーズを広げるには
佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)によると、ニーズを深めるには、具体的に以下のような施策が考えられるとされています。
ターゲットを広めにする
これまでターゲットにしていなかった層にも訴求することを考えることで、新たな顧客層を取り込むことができます。
認知・興味を広めにする
既存商品をリニューアルするなどして新たな要素が加わることをきっかけとして、新たな層への認知を図り、興味を持ってもらえるような機会を作ることができます。
使いやすくする
既存商品がより使いやすくなれば、新たな顧客層を取り込むことができます。
用途を広げる
同じ商品でも、新たな用途を提案していくことによって、新たな顧客層を取り込むことができます。
デザインを改善する
デザインの良さを商品選択の優先順位にしている層がありますし、デザインを改善することで、そういった層の顧客層を取り込むことができます。