2つの方向性①

商品戦略の方向性としては、究極的には2つに集約されるといわれています。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

目次

ニーズの広さ・深さ

商品のニーズは、広さ・深さで整理することができます。

  • ニーズが深い → その商品にどれだけこだわるか(ブランドなど)
  • ニーズが広い → その商品をどれだけ多くの人が使うか

方向性は2つ

上記のとおり、商品の戦略は、「ニーズを深める」「ニーズを広げる」という2つの方向性に集約されることになります。

ニーズ具体的な戦略顧客ターゲット
ニーズを広げる低価格戦略低価格で、”機能”を求める層
ニーズを深める高付加価値戦略”こだわり”を求め、価格を気にしない層

表現方法の違い

顧客ターゲットが異なるのであれば、売り文句の表現方法にも違いを出していかなければ、そのターゲットには届かないということになります。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、その表現方法の違いを以下のように区別されています。

ポジティブ
ネガティブ
  • ~すると得しますよ
  • ~だと早くなりますよ
  • ~だと楽しいですよ
  • ~しないと損しますよ
  • ~が遅くていいのですか?
  • ~では辛くないですか?

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

酒井 寛志(さかい ひろし)
長崎県長崎市で活動する税理士、キャッシュフローコーチ。
AI(Gemini、ChatGPT、Claude)×GoogleWorkspace×クラウド会計ソフトfreeeを活用した業務効率化・テクノロジー活用法を研究する一方、税務・資金繰り・マーケティングからガジェット・おすすめイベントまで、税理士の視点で幅広く情報発信中。

目次