同じ物でも、状況によって価値が異なる

同じ物でも、自分用なのか、贈答用なのかで、物の見え方が異なります。

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自分用か、贈答用か

物を購入するとして、自分用なのか、贈答用なのかで、”購入するときの決め手”は異なります。

例えば、お菓子を購入するとして、自分用なのか、贈答用なのか。

自分用であれば包装などにはあまりこだわらないでしょうし、味や自分の趣向を最重要視して選ぶことになる気がします。すぐに食べるようであれば、日持ちもあまり気にしないかもしれません。

一方、贈答用であれば、”相手にあげたときに喜んでもらえるかどうか”を最重要視して選ぶことになる気がします。包装にもこだわりたいですし、相手が好きな味かどうか、どれくらい日持ちするかも気になるところです。

同じ物で価値が異なる

同じ物なのに、その時々によって、購入者にとっての価値が異なります。

同じお菓子でも、自分用なら買うものでも贈答用では買わないという選択をする場合がありますし、逆に、贈答用では買うものでも自分用なら買わない、という選択をする場合もあります。

購入者がその物に”価値がある”と考えてはじめて、購入に至ることになります。

明らかに贈答用コーナーにある等であれば、贈答用で選んでいるのだと見分けることができますが、それも絶対ではありません。何かよいことがあって、自分へのご褒美としてあえて贈答用のものを見ている可能性もあります。

同じ物でも、”その人にとって価値があるかどうか”ということは、見た目では限りなく見分けがつかないということになります。

また、見分けがつかないなかで、その人がその物を選択するときの基準や優先順位は違う、ということになります。

価値の表現方法は、傾聴から始まる

物を購入してもらおうと考えるとき、相手の基準・優先順位・目的・用途・シーンに合わせた価値表現をする必要があります。

かつ、それが見た目では見分けがつきづらいものであるため、最も精度の高い確認方法は、「相手に聞く」ということになります。

相手がどのような考えを持っており、基準・優先順位・目的・用途・シーンは何なのか、といったことを丁寧に聞くことによって、その物の価値の表現の最大化の工夫を行うことができます。

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