「聞く」ために必要なことは様々ありますが、根本にあるのはテクニックや役割ではなく、「共感すること」にあるといえます。
和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版)を参考にしつつ、キャッシュフローコーチとして考えたこと。
目次
相手にとって”話しやすい”とは
相手にとって”話しやすい”を考えてみると、以下のようなことが考えられます。
話しやすい
話しにくい
外から見える部分も大事
- うなずく・相づちを打つ
- 前のめりで聞く(のけぞって聞かない)
- 業務上大事なことはメモを取りながら聞く
- 肯定語で反応する
- 相手に安心感を与える笑顔で聞く
- 共感的な姿勢で聞く
これらは、相手側から見たときに、まず明らかに表れるものといえます。
心のなかで、一生懸命に相手の話を聞いているつもりでも、上記の”外から見える部分”が疎かであると、相手も不安を感じてしまいます。
相手の話を聞こうと思ったときには、もちろんこれらの ”外から見える部分” を、セルフチェックしながら整えていくということがまずは大事といえます。
より重要な、根本のマインド
一方で、 ”外から見える部分” が整っていたとしても、心のなかが外形とは逆のマインドであると、いわゆる”胡散臭い”ということになります。
例えば、 ”外から見える部分” が整っていたとしても、下記のようなことを感じると話す方は不安になってしまいます。
- テクニックを使って相手から聞き出そう
- 聞かなければならないという義務で聞いている
- 聞く役割だから聞いている
これらの要素があると、”外から見える部分”以外に、目の動きやちょっとした仕草といったところに表れるものですし、 話す側はそれらを感じると、違和感や不安を感じるものです。
”外から見える部分” は最低限のこととして、より重要なことは、中身のマインドだと考えられます。
「テクニック」「義務」「役割」として聞くのではなく、「相手のことを知りたい」という気持ちで聞くことが大事といえそうです。
相手の見ている世界・見てきた世界・展開に対して、ドラマを見るかのような好奇心を原動力として聞いていけると、相手も安心して話すことができそうです。