Geminiが提供する「Gems」は、日常業務やクリエイティブな作業を効率化するための機能を備えています。私自身がオリジナルで作り、日々愛用しているGemini Gemsについてご紹介。
Geminiの「Gems」とは?
Gemini「Gems」とは、Geminiの拡張機能で、ユーザーの特定のニーズに応じてカスタマイズ可能なGeminiで、ChatGPTの「GPTs」のような機能です。
文章作成、要約、翻訳、画像編集、プログラミング実行、マーケティング、データ整理など、実に様々に幅広い分野で活用が可能です。
Geminiの有料プランユーザーであれば、利用者が自分の目的に応じてオリジナルGemsを作成することができます。
私の愛用するGemsの紹介
以下は、私が日々活用しているGemsのご紹介です。
ブログ作成アシスタント
アイデアを入力すると、タイトル案、章立て、文章作成などの壁打ち役になってくれます。
YouTube概要解説
YouTubeのリンクを貼り付けると、動画内容の概要を瞬時に解説してくれます。より突っ込んで説明を求めると、その部分をより詳細に説明してくれます。
難解文章解説
専門用語が多い難解な文章や、ネットやSNSなどで見かけた抽象度の高い文章をコピー&ペーストすると、その意味を解釈したり、解説してくれたりしてくれます。
プロンプトを作成するためのGems
したいことや目的を入力すると、生成AIの出力の質をより高めるためのプロンプトを考えてくれます。
情報発信用文章アシスタント
クライアント限定の情報発信グループチャットに発信する文章を考えてくれます。
マーケティングプラン策定
市場分析のサポートから具体的な施策案の提案まで、マーケティング施策を考えるアシスタントをしてくれます。
なぜなぜ分析(問題解決アシスタント)
トヨタ生産方式の代表的な手段で、問題の根本原因を探るために、「なぜ?」を繰り返して分析を行う手法で、問題に対してなぜそれが起きたのか原因を見極めて、さらにそれに対して「なぜ?」を問うことを繰り返し、直接原因だけではなく背後にある根本原因を抽出してくれます。
Gemsの作り方
Geminiアプリを起動し、画面左上にある三本線のアイコンをタップしてメニューを開きます。
「Gemsマネージャー」を選択し、管理画面を開きます。
画面上部の「Gemに名前をつけてください」の欄に、Gemの名前を入力します。
Gemの名前は、その機能や役割がひとめで分かりやすいものにしておくのがおすすめです。
(色々と作っていくと、何のGemsなのか分からなくなりがちなため)
「カスタム指示」欄に、Gemに実行させたいタスクや役割、振る舞い方などを具体的に記述します。
カスタム指示は詳細であればあるほど、Gemの精度や性能が高まりますが、基本的には、入力欄下部の”鉛筆がキラリと光っているマーク”をクリックして、Geminiにブラッシュアップしてもらいながら作っていくほうが、結果として、自分が思うような動作をしてくれやすいと感じています。
実際に入力しながら、Gemの動作を確認できます。
Gemの動作に問題がなければ、「保存」ボタンをタップし、Gemを作成します。作成したGemは、「作成したGem一覧」に追加され、Geminiで使用できるようになります。