商品寿命を見つつ、商品構成や商品開発を考えたいところです。
小山昇著「社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!」(すばる舎)を参考にして。
目次
商品構成、商品開発
「商品構成」をどのようにするか。「商品開発」をどれくらいのペースで進めるべきか。
事業にとっては、継続性を左右するとても重要な課題です。
しかしながら、上記いずれも差し迫ったものではなくややぼんやりとしたところがあるため、目先のことに追われていると、ややもすると後回しになってしまうものです。
商品寿命の見極め方
ひとつの商品の寿命をどのように見極めるべきか。
小山昇著「社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!」(すばる舎)には、端的に、「価格の推移をチェックする」とありました。
その商品が想定している価格で売れなくなってきているのであれば、 商品寿命に陰りが見えているシグナルであるともいえます。
その商品が、想定している価格の50%の価格でしか売れなくなってきているのであれば、すぐに次の商品投入を行う必要があります。
その商品が、想定している価格の20%の価格でしか売れなくなってきているのであれば、仕入・製造や在庫を調整し、在庫処分を積極的に検討すべきフェーズということになります。
商品ごとの管理・チェックが肝
上記、いかに日頃から商品ごとの価格の推移をチェックできているかが重要といえます。
各商品の価格をこまめにチェックできていれば、商品の入れ替えタイミングの見極めが適切にできるようになり、商品構成や商品開発のペースも、具体的な期限の感覚をもって具体的に掴めるようにもなってくるといえます。
さらに、在庫管理が適正化されることによって、”在庫不足で商機を逃す”・”不良在庫の山になった”といったことも防ぐことができるようになります。