「今やるべきこと」と「今でなくてもいいこと」の見極めができるかどうかは大きい気がします。
小山昇著「社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!」(すばる舎)を参考にして。
あれもこれもと思うと、、
なんとなく過ごしていると、あれもこれもと思いがちで、かえって理想のイメージから遠のくということにもなりがちです。
漠然としたイメージだと、目の前にあることに優先順位がつけられないからなのだろうと思います。
時間や経営資源(人・物・金)には限りがあり、どこかの地点に集中投下することができなければ、結果として何も得られないということに繋がってきます。
目標から逆算する
目の前にあることに優先順位をつけようと思うと、先に「到達したい状態(=目標)」というものを見定めておく必要があるということになります。
目標を定めておくと、逆算して、目の前にあることのうち、何が「今やるべきこと」で「今でなくてもいいこと」なのかが自然と明確になり、結果として、物事に優先順位をつけることができるようになるのだろうと思います。
また、もう少し先のまで見据えることができていれば、必ずしも目の前にあることのすべてを今すぐにしなくとも、ステップ式で考えることができ、より着実に・現実的に、階段を踏みしめるように進んでいくことも可能です。
予算感を掴む
まさに事業においても、漫然と事業を行うのではなく、最初に目標を定めて、その目標に到達するための経費や利益を試算し、獲得すべき売上を明らかにすることで、「今やるべきこと」なのか、「今でなくてもいいこと」なのかを絞り込むことができるようになると考えられます。
経費についても予算感を掴んでおくことができれば、適切なのか使いすぎなのかが分かってきます。
売上や経費についてどれくらいが適切なのかが分かると、お金に関する漠然とした不安も和らぎ、進むべき目標に邁進していくことができるといえます。