経営での成否の分かれ目(飲食店)

経営(飲食店の場)での成否の分かれ目はどこにあるか。

水野剛志著「飲食店経営で成功するための「お金」のことがわかる本」(日本実業出版社)を参考として。

目次

何をもって経営の成否と捉えるか

何をもって経営が成功した、失敗したと捉えるか。まずはここを明確にしておく必要があります。

成功の形は、人それぞれ様々だからです。

しかしながら、絶対的要素として共通して存在するものがあります。

それは、「お金が続かなければ失敗である」ということです。

どんなに素晴らしい理念・情熱・ホスピタリティーを持っていても、経営である以上、”お金が続かなければ失敗”であるということは動かない現実だといえます。

失敗するパターンの特徴(傾向)

水野剛志著「飲食店経営で成功するための「お金」のことがわかる本」(日本実業出版社)において、飲食店経営において失敗するパターンの特徴(傾向)が紹介されていました。

数字が嫌い

経営である以上、”数字が嫌い”では済まないという部分があります。

なぜなら、「お金が続かなければ失敗」だからです。

特に、原価管理、利益予測、資金繰り予測などは経営における生命線になります。

ところが、特にスタートダッシュにおいて勢いで売上が上がってしまうと、”数字に向き合わなくてもやっていけるのではないか”などと思ってしまいがちです。

このような場合、一度つまずいて勢いが止まると踏ん張りが効かないということになります。

再現性がない

感性は非常に重要ながら、何ごとも感性や思いつきで進んでしまうと、再現性がなく、安定感がなくなってしまいます。

例えば、他店舗展開する場合は、仕入れのまとめなどでのコストカットなどスケールメリットが大きな武器になりますが、その武器を捨てるとなると(異ジャンル展開・異なる立地での出店などということになると)、展開のたびに実質的な新規創業というハイリスクを乗り越える必要性に迫られ、どこかでつまずけば終わるという可能性もはらむことになります。

抱え込む

その業界で職人的に経験を積んで開業する場合、なかには抱え込んでしまう方もいます。

経営となると、その業界の知識のみならず、広範囲な知識が必要になるという現実があります。

自身の知らない分野について相談できる相手がいないままに進んでしまうと、誤った方向性に進んでしまうということにもなりかねません。

数字においては、”売上さえ上がれば解決”というものではないものです。

売上のほかにも、原価率はどうか、資金繰りはどうか(仕入・経費の出金タイミング、売上の入金タイミング)など気を配らなければいけない点は多くあります。

成功するパターンの特徴(傾向)

水野剛志著「飲食店経営で成功するための「お金」のことがわかる本」(日本実業出版社)における飲食店経営において成功するパターンの特徴(傾向)が紹介されていました。

魅力的な店舗コンセプトを持っている

仕組みを構築していっている

税金・社会保険料とうまく付き合っている

潤沢な資金を調達できる

金融機関をうまく活用している

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