創業融資で気になること・気をつけること③

創業融資で、気になること・気をつけることについて。

水野剛志著「飲食店経営で成功するための「お金」のことがわかる本」(日本実業出版社)を参考として。

目次

融資審査で否決されたら、再チャレンジできるか

準備が不十分なままで、”とりあえず創業融資申請してみる”、”ダメだったら修正して再申請する・別金融機関に当たればいい”というスタンスで大丈夫かどうか、気になるところです。

創業融資審査で否決された場合、どうなるのか。

金融機関側は、角が立たないよう、問題のある点を修正した後に改めて受付けいたしますと伝えるものの、実際はどうなのか。

金融機関の内部資料に、否決した履歴・記録が残ります。

否決した後、多少時間をおいて申請したとしても、金融機関側では、その履歴を確認しているので、前向きに検討してくれる可能性は非常に低いといわれています。

一度否決された案件は、6ヶ月~1年ほどの間があかないと受付けてくれない、と考えたほうがよいといわれています。

では、別金融機関に当たればよいのか。

別金融機関側の立場として、突如、融資申込みがあったとしたら、”なぜ当行か?”と考えます。

そして、”ほかの金融機関で融資を断られたのではないか?何か問題があるのではないか?”とも考える可能性も高いです。

そうなると、マイナスからのスタートになってしまいます。

一発勝負と考えたほうがよい

否決後の再申請が現実的になるのが6ヶ月~1年ほどというと、創業タイミングや準備している諸々のスケジュールを見直さなければならないほどのインパクトです。

また、別金融機関でマイナスからのスタートになるということは、最初の金融機関より融資が通る可能性は確実に低まる考えられます。

そう考えると、”融資申請は一発勝負”と考えたほうがよいということになります。

審査で落ちる理由は様々

融資審査で落ちる理由は様々考えられます。

  • 創業者個人の信用情報に問題がある
  • 斯業経験が足りない
  • 自己資金が借入希望額に対して少ない
  • 事業計画に現実性がない

上3つに関しては、補うまでには相当な時間を要すると考えられます。

ただ、”事業計画に現実性がないから”という点については、準備段階で工夫のしがいがあります。

他の条件は整っていいて、事業計画を第三者に説得力のある形で作成することで融資申請が通るのであれば、そこは十分に時間・力を割きたいところです。

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