どうすれば売上が増加するか。色々なパターンが考えられ、状況に応じた施策が肝要になってきます。
水野剛志著「飲食店経営で成功するための「お金」のことがわかる本」(日本実業出版社)を参考として。
目次
売上を増やすには
売上を増やすには、と考えてすぐに増やせればいいのですが、そう簡単なことでもありません。
簡単ではないからといって何もしない・これまでと同じことを繰り返す、では、それこそ何も変わりません。
”売上を増やす”は、そもそも抽象的すぎるのです。
抽象的なものは、具体的な要素へと分解して、自社に足りないもの・できるものを考えていく必要があります。
「売上」は、どの業種も、以下によって構成されています。
要素ごとに、今の自社に何が足りないのかを考え、何が必要なのか、何ができるのか、を考えていく必要があります。
客単価の向上(飲食業の場合)
- 注文品目の増加(サイドメニューの販売促進)
- 注文品目の増加(デザートメニューの販売促進)
- セットメニューの増加・販売促進
- 高額商品の増加・告知・販売促進
客数の増加(飲食業の場合)
新規のお客様を増やすには
- 目に留まりやすくする(看板、チラシ、広告、SNSなど)
- プロモーション活動を考える
- 地域内認知率の向上(地域のお客様により知ってもらう)
- 盛況感をアピールし、より関心を持ってもらう
- 紹介キャンペーンを実施する
- テイクアウトを促進する
- キャンペーンを実施する
リピーターを増やすには
- 看板商品を告知する
- お勧めメニューを告知する
- お客様の利用動機を知る・把握する
- 顧客認識(記憶、対応)に優れたスタッフの配置
- 事前予知(気配り)に優れたスタッフの配置
- 商品説明力の向上
- 接客能力の向上
- 特別感を感じてもらう
来店頻度を向上させるには
- お誕生日DM
- 記念日DM
- チラシ・割引券の配布・ポスティング
- メールの配信
- 法人営業
- ポイント・スタンプカードの配布
- 特別感を感じてもらう
- テイクアウトの促進
時間帯別客数を改善するには
- 早割(開店直後時間帯の強化)
- 遅割(閉店間際時間帯の強化)
- アイドリングタイムの販売促進
曜日別客数を改善するには
- キャンペーンの告知
団体客を増加させるには
- 幹事向けの販売促進を行う
回転率を向上させるには
- シンプルなオペレーションでのメニューの販売促進