「あり方」がすべての起点

どのような方法を考えようとも、どのような行動を取ろうとも、「あり方」が整っていないと全体としてうまくいかないことが多いものです。

和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版)を参考にしつつ、キャッシュフローコーチとして考えたこと。

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違和感

”言っていることとやっていることが違う。”

”事前に期待させられていたことと、その実際とが一致していない。”


これらを感じると、人のなかに「違和感」が生まれ、やがてはそれが不満へとつながってきます。それが商品・サービスであれば、具体的には解約へとつながっていくことになってしまいます。

この「違和感」は誰しもが持っているものですが、感度の高い人ほど人のことをよく見ていて、その「違和感」を感じやすい傾向があるように思います。

方法や行動の前に、常にあり方を整える

相手に違和感を与えてしまう場合、人にしても、事業にしても、「信頼」が積み上がっていきません。

信頼がない状態では、いかによい商品・サービスであっても、購入の機会に恵まれないことになってしまいます。

つまり、商品・サービス・方法・行動といったことの前に、相手に違和感を与えないような、自分自身・自社の「あり方」を整えることが重要といえます。

あり方がすべての起点

「あり方」とは、具体的に以下のようなものと考えられます。

あり方
  • 言行一致(言っていることとやっていることが一致している。)
  • 事前期待と実際とが一致している
  • ミッション(使命感を持ってやること)が明確
  • 何ができて何ができないのか、を明確にしている
  • ミッションを、独自のどのようなやり方でやるのかが明確
  • ビジョン(進んでいった先の将来の理想像)が明確

「あり方」がすべての起点となり、言葉や行動が表出していくことになります。

そうすることで、すべての言葉や行動につながりが出て、信頼が積み上がっていくようになると考えられます。

そうした信頼が徐々に積み上がっていくことで、言葉に重みが生まれ、周りへの説得力へとつながっていくのだろうと思います。

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