「何をやるのか」ではなく「なぜやるのか」

事業においては、「何をやるのか」を考えがちですが、「なぜやるのか」を考えることも重要といえそうです。

齊藤三希子「パーパス・ブランディング」(宣伝会議)を参考として。

目次

Whatだけではなく、Whyを掘り下げる

「何(What)をやるのか」

「なぜ(Why)やるのか」


一見、どのように違いがあるのかピンと来ないようにも思えます。

しかし、実際に言葉にしてみると、「なぜやるのか」にはとても迫力があることが分かります。

「なぜやるのか」は差別化に繋がっている

「何をやるのか」、つまり「What」といえば、商品・サービス・スキルなどです。

それら商品力で差別化していくこともできますが、それだけで差別化していくことはとても難しくなってきています。

昔に比べて、物は溢れてきていますし、オンライン化に伴って全国が競合になりうる分野が少なくなりません。

一方で、「なぜやるのか」、つまり「Why」は、”人”の思いに立脚しています。

物もさることながら、情報が溢れてきているからこそ、どのように考えて、どのようなスタンスでいるのかは、人の個性・個別性といった意味において、独自性が際立ちます。

そしてそのことが、やがては他社との差別化へも繋がっていきます。

「なぜやるのか」はどこに埋まっている?

齊藤三希子「パーパス・ブランディング」(宣伝会議)によると、「なぜやるのか(=パーパス)」は、以下が重なり合ったところに存在しているとされています。

  • 強み
  • 情熱
  • ニーズ

自社の情熱を起点として、さらに自社の強みと、お客様とのニーズとが一致したところに、事業としての差別化された状態が成立するということになります。

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