ギフトを扱う業種であれば、ひと工夫が販路拡大にも繋がります。
お中元で送った”365日のパン”
お中元で、ウルトラキッチン株式会社「365日」のパンをオンラインストアから贈った先がありました。
喜んでもらい、とても安堵しました。
話のなかで、送られてきたパンと同梱されていた小冊子を見てHPを検索し、早速自身でも自分用に購入されたとの話題が出ました。
小冊子は、冷凍されているパンをどのようにすれば美味しく食べられるかといったことのほか、パンに対する思いやこだわりなどがイラストつきで紹介されたものです。
贈る側の購入が、贈られる側の購入に繋がってゆく
ギフトは、拡散・販路拡大のチャンスでもあります。
贈る側が気に入って購入したものを、もし贈られる側が気に入ったなら、新たにお客様となり、購入してもらえる機会を得ることに繋がってきます。
そのように考えると、包装紙・箱・紙袋だけで店名を伝えるよりも、そのギフトに対する自社ならではの食べ方やお手入れの提案のほか、思い入れやこだわりが書かれた小冊子を同梱することに意味が出てきます。
贈られた側にも、今回ギフトを取り扱ったお店がどのようなお店なのかを気に留めるきっかけになりますし、購入の機会に繋がってきます。
派手に広告を打つよりも、あるいはより反応率の高い広告ともいえるかもしれません。
特長は個性と紐付いているゆえに難しい
自社の特長がなかなか見つからないと思う場合もあるかと思います。
一方、特長があると、”他でもない自社を選んでもらえる機会”を持ってもらうことができる大きな武器を持つことができます。
他社との差別化となる”特長”は、”人の個性”から見つけ出すことが一番の近道です。
”人の個性”こそは、他人に真似のできない差別化の源泉であるからです。
ITがもてはやされると、なんとなく人間味には価値がなく、ともすると没個性にならなくては意味がないかのように錯覚しがちになります。
ただ、個人的には、ITがもてはやされるからこそ、”人間味”や”人の個性”の価値は際立っていくと感じています。
しかし、自分の個性だからこそ、自分にとっては当たり前になってしまっていて、ゆえに”自社の特長がなかなか見つからない”と思い至ってしまっている場合も考えられます。
そんなときはやはり言葉や文字にしてみるのが第一歩だといえそうです。
あるいは、これまで他人に言われたことなども参考になります。