「双方向」で関わるために気をつけること

定期的な打合せにおいて、「双方向」「継続的」「個別対応」を心がけるようにしています。

このうち、「双方向」で関わるために気をつけるべきことをまとめてみました。

コーチ・エィ「コーチングの基本」(日本実業出版社)、キャッシュフローコーチとして考えたことを参考として。

目次

「双方向」とは、会話がキャッチボールであること

「双方向」である、ということは、会話がキャッチボールである、ということを指しています。

相手からの話に対し、上から目線で応えたり、強い先入観をもって応えたり、誘導的な質問をしたりすることは、「双方向」ではなく、”一方的”です。

「双方向」で会話するということは、相手からの話に対して、共感的に対応し、いつも同じ目線で会話することを指しています。

相手の目標達成や成長をサポートする上で、「双方向」でいる、ということは、(反対側の立場に立ってみるとよく分かるのですが)非常に重要な意味を持っています。

双方向で会話する効果

「双方向」で関わることによって、どのような効果があるのか。

とにかく話してもらう

まず相手が思っていることを話してもらい、相手の話を聴いたり質問しながら掘り下げて、ひたすらついて行くなかで、一人のなかで漠然としていた部分が言語化されて、明確となり、”気づき”を得ることがあります。

相手に話すことで、自分も聞いている

相手に話すことで、自分の言葉を自分でも聞いているものです。

相手に話すということを通して、自分のなかで漠然と考えていたことが言語化・アウトプットされ、”自分はこのように考えていたのか”と認識することができることで、”気づき”を得ることがあります。

質問と回答とを繰り返すなかで、一緒に探していく

一方的にではなく、「双方向」で質問と回答とを繰り返していくなかで、無意識に作っていた”自分は絶対こうだ”という部分とは異なる視点から考える機会を持つことができ、”気づき”を得ることがあります。

そのような意味でも、相手が普段考えている視点をよく知っておく必要があります。

なぜなら、質問するときには、相手が普段考えていない視点からの質問を投げかける必要があるからです。

また、このようなやり取りは、その場の対話のなかで質問が生まれてくるもので、事前に質問を準備して臨むと双方向ではなくなることに留意したいところです。

ベースとなるのは「信頼関係」

「双方向」で関わる、ということは、自然にできあがるものではありません。

人対人であるため、ベースとなる「信頼関係」が必要です。

自分のことをよく話し、相手のことをよく聞くことで、親近感や安心感を抱いてもらう必要があるといえます。

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