保証付融資とプロパー融資を考え分ける

銀行融資の2タイプである「保証付融資」と「プロパー融資」の仕組みを知っておくと、使い分けを考えることができます。

川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)を参考として。

目次

銀行融資の2タイプ

銀行融資には、大きく分けて、以下の2タイプがあります。

  • 信用保証協会の保証がついた「保証付融資」
  • 銀行そのものとの取引である「プロパー融資」(保証協会の保証がついていないもの)

このほかにも、ノンバンク保証付融資というものもありますが、選択肢としては上記2つが使えるのであればそれに越したことはないと考えられます。

それぞれの性格を知る

保証付融資
プロパー融資
  • 「保証枠」あり
    ※無担保:8,000万円
    ※担保含:2億8,000万円
    ※セーフティネット保証等:別枠
  • 企業育成という使命を持った公的機関→プロパー融資より審査が通りやすい
  • 銀行にとっての貸倒リスク0~20%→銀行審査も通りやすい
  • 「保証枠」なし




  • 銀行は自行のメリットになるか厳密に審査する

  • 銀行にとっての貸倒リスク100%→銀行審査は通りにくい

プロパー融資→保証付融資

保証付融資は、プロパー融資に比べて、一定の「枠」があり、審査も通りやすいという特徴があります。

そのため、プロパー融資を受けられるのであればプロパー融資を優先し、保証付融資は温存しておいた方がよいということになります。

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