金利には、固定金利と変動金利があります。
川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)を参考として。
目次
融資の金利
融資の金利には、以下の2タイプがあります。
- 「固定金利」→利率が固定であり、完済まで変わらない。
- 「変動金利」→利率が変動する(変動リスクあり)。
融資タイプごとに使われる金利
- 手形貸付:「固定金利」が基本
- 当座貸越:「変動金利」が基本
- 手形割引:割引ごとに金利が決まる
- 証書貸付:銀行との交渉により、固定金利と変動金利が決まる(選択の余地がある)
それぞれの特徴と留意点
変動金利
- プライムレート(銀行が定める最優遇貸出金利)がベースになる
- 返済期間1年以内短期融資のプライムレート→短期プライムレート
- 変動する間隔は6ヶ月ごとであることが多い
- 証書貸付は変動金利であることが多いが、交渉次第で固定金利にしてくれる場合あり
- 変動金利も固定金利もどちらが得ともいえないが、変動金利は金利変動リスクある
→固定金利のほうが安定的なため望ましい場合が多い
固定金利
- 金利変動リスクなく、安定的
- 繰上返済した場合、違約金がかかる場合あり
(銀行は基本、変動金利。固定金利にするために外部と特殊な契約をしており、その契約を解除することになる。) - 固定金利で融資を受ける場合、繰上返済の際に違約金がかかるかどうか確認する必要あり