融資審査で不利になる事項③

融資審査で不利になる事項を知っておきたいところです。

川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)を参考として。

目次

融資審査で不利になる事項

銀行の融資審査で不利になる事項として、川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)では以下の事項が挙げられています。

  1. 一般的でない法人形態(株式会社・合同会社以外)
  2. 反社会勢力
  3. 税金・社会保険料の滞納
  4. 既存融資の滞納
  5. 差押えがかかっている
  6. 債権譲渡登記されている
  7. 個人信用情報・破産歴

⑤差し押さえがかかっている

差押えがかかっていると、融資審査で不利になります。

銀行からすると、その会社からの回収に支障を生じるほか、返済能力にも疑問が生じるからです。

仮にその後に差押えを解除してもらったとしても、その後、6ヶ月程度は新規融資が受けられないといわれています。

そもそもの銀行との契約においても、差押えがある場合には一括返済を求める旨が盛り込まれることがほとんどです。

銀行による差押えにばかり気を取られがちですが、差押えは、税金・社会保険料の滞納によっても生じます。

⑥債権譲渡登記されている

ファクタリング(売掛金の譲渡による資金調達)や売掛債権担保融資(売掛債権を担保とした融資)を行っている場合、登記簿に付属する「債権譲渡登記事項概要ファイル」に、その旨が記載されます。

そのような情報があると、銀行の融資で不利になるといわれています。

そのほかにも、保証金代わりに行われたりと、「債権譲渡登記」が活用されるケースがあるため、自社が債権譲渡登記されているかどうかは確認しておいたほうがよさそうです。

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