商品・サービスが売れる仕組みを作るためには、その商品・サービスとお客様との「接点」に目を向け、力を入れる必要があるといえます。
森岡毅著「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方-成功を引き寄せるマーケティング入門-」(角川書店)を参考として。
商品・サービスとお客様との「接点」を考える
”商品・サービスが売れる”仕組みを作るためには、商品・サービスとお客様との「接点」の部分に目を向けて、工夫する必要があります。
- 購入前のお客様のイメージ
- 店頭・購入場所
- 購入後の使用時
どのように知ってもらうか(認知)
- 人は、知らない人や物には、警戒心を持つ
- 触れる回数が多くなればなるほど、好意や興味関心を持つ
- 相手の人間性が見えると、親近感を持つ
ザイアンスの法則として、人は、よく知らない人・物には警戒心を持つため、購買活動には結びつかないといわれています。
これが、触れる回数が多くなれば多くなるほど、好意・興味関心・安心感を持ち、徐々に購買活動に結びつくといわれています。
- マス広告(テレビ、新聞)
- 屋外広告、看板
- ホームページ、LP
- 店頭
- 口コミ
- SNS
- チラシ、ポスティング など
様々な方法を複合的・継続的に発信していく必要があります。
人は関心のないものは忘れていくため、複合的・継続的でなければ認知してもらえないためです。
どのような方法をどこまでどのように利用していくのかは、その商品・サービスのターゲットとなる客層によってくることになります。
どのようなブランドイメージを持ってもらうか
ブランドイメージをより具体的に考えると、”商品・サービスの名称を聞いて、連想される言葉やイメージ”と言い換えることもできます。
お客様のなかに、自社の商品・サービスについて、自社が伝えたいと考えているイメージを持ってもらえているかどうか、ということは、長年の努力によってのみ達成できるものです。
アメリカのマーケティングでは、お客様の頭のなかに自社が伝えたいと考えるイメージを作り上げることができていることを「資産」と呼ぶのだそうです。
事前に、”選ばれる必然”のための有利な状態をすでに作れているかどうかは、お客様の実際の購買活動に大きな影響を及ぼすということは想像に難くありません。