長崎の医療従事者をクラウドファンディングで支援する

新型コロナウィルス感染症への対応で、医療従事者の方には大変な負荷がかかっています。

居住地長崎の医療従事者を何がしかの方で支援する方法がないか探していたところ、長崎の医療従事者を支援するためのクラウドファンディングの取組みがありました。

目次

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、インターネット等を経由して、不特定多数の人から少しずつ資金を調達することをいいます。

最近では、特定のプロジェクトなどの資金調達をするために、広く資金提供を呼びかけて、一定額が集まった時点でプロジェクトを実行したりすることなどにもよく使われています。

日本の主なクラウドファンディングサイト

かなり多くのサイトがありますが、上記はクラウドファンディングサイトの主な大手3社です。

長崎の医療従事者を支援するためのプロジェクト

クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて、長崎のスペシャリティコーヒーの専門店「KARIOMONS COFFEEさんが、長崎の医療従事者にコーヒーバッグを届けるプロジェクトで、クラウドファンディングでの支援・資金提供を呼びかけていらっしゃいました。

このクラウドファンディングで支援すると、医療従事者の休息時に少しでも役に立てるよう、KARIOMONS COFFEEさんが支援された資金を元手にコーヒーバッグを作成して下さり、長崎県内の医療機関(2020年5月支援先の長崎大学病院、長崎みなとメディカルセンターのほか、県内全域の医療機関)に寄付をしてくれます。

クラウドファンディングした場合の課税関係(資金を提供した側のみ)

クラウドファンディングで資金提供した場合、事業を行っている方であれば、必要経費に入るのかなど気になるところです。

資金を受け取った側、提供した側の両方を記載すると複雑となるため、今回は、”資金を提供した側”に限定して整理してみたいと思います。

1)クラウドファンディングの3パターンにどれに当てはまるか

クラウドファンディングには大きく3種類あります。

クラウドファンディングの3種類
  • 購入型:支援者は支援した後、リターンとしてモノやサービスを得ます。
  • 寄附型:支援者は支援した後のリターンはなく、お礼の手紙・写真などのみを受け取ります。
  • 投資型:さらに、貸付型・ファンド型・株式型とがあり、支援者が支援した後に利息を得る場合は貸付型配当(利益の分配)を得る場合はファンド型株式を得る場合は株式型になります。

2)「購入型」クラウドファンディングの場合

支援者は支援した後、リターンとしてモノやサービスを得ます。
よって、商品やサービスを購入したことと同じ取扱いとなります。
(リターンの価値が極端に低い場合は、寄附型とみなされる場合もあります。)

個人事業主・法人が支援した場合、そのリターン対象が事業に関係あるものであれば、必要経費・損金となります。

【仕訳例】

リターンが事業に関係するものである場合が前提です。

日付仕訳
支援した日前渡金     / 現預金
リターンを受け取った日消耗品・仕入等 / 前渡金

3)「寄附型」クラウドファンディングの場合

支援者は支援した後のリターンはなく、お礼の手紙・写真などのみを受け取ります。

個人が支援した場合

支援した相手方が
「個人」である場合
支援した相手方が
「法人」である場合
  • 「贈与」
    個人事業主が支援した場合にも必要経費にはならない
  • 「寄附」
    相手方が寄附金控除の対象になれば、確定申告することにより控除の適用が可能

【仕訳例】

仕訳なし
(個人事業主が事業資金から支援した場合、「事業主貸」)

法人が支援した場合

支援した相手方が
「個人」である場合
支援した相手方が
「法人」である場合
  • 「寄附金」
    ※一部、損金となる
  • 「寄附金」
    ※一部、損金となる
    ※国等の場合は、全額が損金となる

【仕訳例】

日付仕訳
支援した日寄附金     / 現預金

4)「投資型(貸付、ファンド、株式)」クラウドファンディングの場合

貸付型・ファンド型・株式型とがあり、支援者が支援した後に利息を得る場合は貸付型、配当(利益の分配)を得る場合はファンド型、株式を得る場合は株式型になります。

【仕訳例】

貸付型

日付仕訳
支援した日貸付金 / 現預金
利息を受け取った日現預金 / 受取利息
支援金を回収した日現預金 / 貸付金

ファンド型・株式型

日付仕訳
支援した日投資有価証券 / 現預金
配当金を受け取った日現預金    / 受取配当金

「KARIOMONS COFFEE」のプロジェクトにクラウドファンディングした場合

今回のKARIOMONS COFFEEの「【緊急募集】僕らの街の医療従事者にコーヒーを届けよう!!【長崎】」を支援した場合、どのようになるでしょうか。

支援額1,500円(リターン:お礼のメールのみ)

リターンがメールのみのため、「寄附型」になります。

個人が支援した場合、「寄附」となります。所得税の寄付金控除の対象になるとは記載がないため、特に税金上のメリットはありません。

法人が支援した場合、「寄附金」科目で処理します。計算式に応じて、一部のみ損金となります。

支援額2,000円以上(リターン:オリジナルコーヒーバッグ)

リターンとして、オリジナルコーヒーバッグを受け取るため、「購入型」になります。

個人(個人事業主)が支援した場合、受け取ったコーヒーバッグを事業に関連するお客様の来客時にふるまうなど、事業の用途で用いる場合であれば「消耗品費」科目などとして処理することになると思われます。

法人が支援した場合も、受け取ったコーヒーバッグを事業に関連するお客様の来客時にふるまうなど、事業の用途で用いる場合であれば「消耗品費」科目などとして処理することになると思われます。



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