「信用」と「信頼」の違いについて。
信用とは
「信用」とは、それまでの言動・実績などの過去から、確かなものであると信じて受け入れられることを指すとされています。
どちらかといえば、過去の目に見える過去の経歴・実績など客観的な材料を用いて、理性的に判断されることをいいます。
信頼とは
一方で、「信頼」とは、信じて頼りにするという言葉のとおり、未来の行動を期待して信じることを指すといわれています。
「信用」よりも、感情的な結びつきがないと成立しないものでもあるとされます。
つまり、「信用」は過去の目に見える経歴・実績があれば獲得できる可能性は高いけれども、「信頼」はそれだけではなく、感情的な背景をベースとし、相手に心情面で寄りかかるような部分を必要とします。
一般的には、「信用」を得ていくうちに、徐々に「信頼」されていくということになるかと思います。
信頼関係がなければ、どのような言葉も相手に届くことがないものです。
例えば、耳の痛い話であっても、信頼関係があればこそ聞く耳を持ちますが、信頼関係がなければ聞いてもらえることはありません。
信頼を得るには、目の前の小さなことから始める
では、「信頼」を得るにはどうすればよいのか。
それはとてもデリケートで、並大抵なことではないといえます。
細かな部分から、すでに”信頼できるかどうか”の判断ポイントが示されているといわれています。
嘘をつかない
言葉と行動が一致しない状態は、最も信頼を得ることができないとされます。
言葉に出したことと行動とは、どんなに小さなことでも一致しているにこしたことはありませんし、たとえ社交辞令などでの嘘も最低限である必要があります。
相手を理解する
誰ひとり、同じ人・同じ状況であるということはありません。
つまり、相手の話をよく聞き、その相手のことを十分に理解する必要があります。
そのためには、自分自身がまず心を開き、正直でありたいところです。
表情を整える
真剣に話そうとすればするほど、知らず知らずに怖い顔をしているものです。
逆の立場になったときに、怖い顔をしているひとを信頼するかというと、しないかと思います。
ソフトな笑顔でリラックスしていたいところです。
その点、zoomなどのオンライン通話では自分の顔が映ることも多いので、よい気づきの機会になることがあります。
