銀行とどのように付き合うか②

銀行との付き合い方を誰かに習うこともありませんし、知っておきたいところです。

松波竜太編著・監修、資金調達相談士協会著「中小企業の財務改善ノウハウ」(第一法規)を参考にして。

目次

銀行への決算報告で何を話すか

どの書類をベースにするか

  • 決算書(損益計算書、貸借対照表)
  • 売上高の2期比較(可能であれば得意先別)

役割分担も考える

詳細な部分をフォローしてもらうという意味で、税理士が同席するパターンも考えられます。

そのような場合、以下のような役割分担のイメージでいるとよいとされています。

社長損益計算書、会社の未来
税理士貸借対照表、会社の過去

業況面で伝える内容

  • 主力商品の動向
  • 主要得意先に対する年間売上高の2期比較、今度の動向
  • 主要得意先が変更になった場合の年間売上高見込み、今後への影響、主力商品
  • 業界・同業他社の動向
  • 新商品開発の取組み
  • 管理体制の改善への取組み
  • 不良品対策、商品のクオリティ向上への取組み
  • 前期の設備投資の効果
  • 今後の設備投資の予定
  • 人材育成への取組み、採用予定

必要借入額を自身で把握しておく

追加借入が必要だと感じている場合、具体的にいくら必要なのかを自社で把握しておきたいところです。

「1年以内返済予定の借入金」ー「営業活動で得られるキャッシュフロー」

上記により、1年後の減少予定額が出るため、そこへの補填という観点から考えることになります。

自社に合っている銀行とはどこか

自社に合っている銀行とは、「進んで融資をしてくれる銀行」ということになります。

自社を評価していない銀行であれば、そもそも融資に消極的であるため、”合っているかどうか”を知ることができます。

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