買ってくれない人に売り続けても、なかなか労力が実らないものですし、見極めをしっかり行いところです。
大橋一慶著「セールスコピー大全」(ぱる出版)を参考として。
目次
「誰に」「何を」伝えたいのか
やみくもに売ろうとしても、なかなか売れるわけでもないものです。
”誰でもいいから買って欲しい”というスタンスを持ってしまうと、商品に良さがあったとしても、なかなかお客様に伝わりません。
売る側ですら商品の良さへの認識が漠然としていると、お客様にとっての有用性も表現することができず、お客様側にしても他の商品との違い・決め手を掴むことができません。
結果、商品の良さを”価格”でしか表現できないのだとしたら、とたんに消耗戦に突入してしまうことになります。
ゆえに、最初の段階で、「誰に」「何を」伝えたいのか、ということを明確にしておく必要があります。
いきなりターゲット層を決めないようにする
数いるお客様のうち「誰に」「何を」伝えたいのか(ターゲット層)を明確にするにしても、自分視点で決めてしまうと、ボタンのかけ違いが起こってしまいます。
つまり、”買ってくれない人に売り続ける”状態に陥ってしまうことになります。
自分の頭のなかだけでターゲット層を決めてしまうのではなく、ここでも、あくまで相手視点で考えてみる必要がありそうです。
まず”買ってくれそうな層”を見極める
そこで、まず最初に、相手視点に立ったうえで、”買ってくれそうな層”を見極めてみたいところです。
大橋一慶著「セールスコピー大全」(ぱる出版)では、まずは3種類に分けて考えるべきと整理されています。
- その分野の商品に強い関心を持ち、強く欲しいと思っている層
- その分野の商品を少し知っているけれど、まだ欲しいとは思っていない層
- ベネフィットには興味があるけれど、その商品によって満たされることを知らない層