対話していると、自分の言うこと・考えることのみに気を取られがちですが、相手の気持ちを汲み取ることにもしっかりとアンテナを張っておきたいところです。
和仁達也「プロの思考整理術」(かんき出版)を参考にしつつ、キャッシュフローコーチとして考えたこと。
”キャッシュフローコーチ流”話の進め方
キャッシュフローコーチとしての”話の進め方”について、和仁達也先生や他のキャッシュフローコーチの方から、とても色々と教わった気がしています。
和仁達也「プロの思考整理術」(かんき出版) を読むと、和仁達也先流の”話の進め方”の集大成ともいえ、とても有益だと感じます。
”伴走”の具体的なあり方
相手との関係性において、”伴走する”、ということが、かけ声だけでは意味がありません。
”伴走する”とは、相手のペースに合わせること・相手に寄り添うこと、を意味します。
そうありたいという気持ちも大事ですが、より具体的な行動として、それを意識するべきポイントを作っておくことで、より具体的に”伴走”を形作ることができます。
対話して話に集中していると、ついつい、自分のこと(自分が何を言うべきか・自分が何を聞くべきか)のみに気を取られがちです。
そこで取りたい行動として、相手のペースをよく観察すること・相手の気持ちを汲み取ろうとすること、を具体的な視点として持っておきたいところです。
3つのポイント
和仁達也「プロの思考整理術」(かんき出版)を参考にしつつ、まとめてみました。
変化に感じたなら、「何か気づいたことがありますか?」など声をかけて、相手のペースを確認するようにしたいものです。
表情
対話しながら、相手の「表情」には絶えず気を配っておきたいところです。
何かに気づいたら、誰しも「あ!」という表情をするものです。
こちらだけがペースを一方的に進めていると、相手の表情は曇っていたりします。
間
「間」も重要です。
こちら側が質問した後に、相手に「間」があるとしたら、相手は深く考えたり思い返したりしていることも多いものです。
それは、見直しの時間でもあり、再発見の機会でもあります。
間があると、こちら側は不安になったりして逆にどんどん話を進めたり言葉を付け足したりしますが、相手が深く集中して考えている場合もあったりするので、間を共有する姿勢も必要になることもあります。
ただ、それに限らず、こちら側の説明が足りていない場合もあれば、こちら側の進め方に不満がある場合もあるので、相手の間の性質をしっかりと見定めながら進めるように心がけたいところです。
声
対話のなかで、何かを思いつくところがあると、声のトーンは上がったり明るくなったりします。