「課題を解決する力」を磨くとともに、「課題を発見する力」を掘り下げるという視点も重要です。
齊藤三希子「パーパス・ブランディング」(宣伝会議)を参考として。
目次
「課題を解決する力」を磨く
事業=お客様の課題を解決する、ということができます。
お客様が抱えている課題は、”ニーズ”でもあるからです。
そのため、「課題を解決する力」を磨くことは、自らの事業を育てることに繋がっていきます。
現在の延長線上の、さらに一歩先を見据える
一方で、「課題を解決する力」のみを磨くとなると、現在の延長線上でしか事業を見ることができない、ということもできます。
さらに一歩先のことも考えていくことで、自社がお客様のために何ができるか、何をしていきたいか、何をしていくべきかという軸を見出すことができます。
”知らないことに気づいていない”を拾い上げる
お客様自身がすでに”これは課題だ”と気づき、かつ、言語化できていれば、他の誰かに依頼して解決してもらうことができるか?という思考になります。
一方で、お客様自身は感じてはいるものの、言語化できていない状態、すなわち、”知らないことに気づいていない”を丁寧にきちんと拾い上げることができれば、新たなニーズを明確にすることができ、お客様の課題解決にさらに貢献することができます。
つまり、「課題を解決する力」ではなく、「課題を発見する力」を掘り下げて磨く、という視点です。
ともすると「課題を解決する力」を磨くことのみに目が行きがちですが、「課題を発見する力」についても、相手の役にも立ち、かつ、自社の軸を磨く機会ともなる重要な力量であり、磨く意義のある重要な分野ということができます。