未来を考えるとき、”こと”ではなく、”状態”から考えた方が、柔軟に発想できそうです。
森岡毅著「苦しかったときの話をしようか」(ダイヤモンド社)を参考にして。
目次
達成したい”こと”・やってみたい”こと”
将来、達成したいことはなにか。やってみたいことはなにか。
と問いかけられるとき、明確に答えられるときもあれば、答えられないときもあります。
しかし答えられないときでも、将来どうしようかな、というイメージは大なり小なり持っているものです。
ただ、いざ、”達成したいことはなにか、やってみたいことはなにか”と問われると、なかなか答えづらいものです。
どんな”状態”になっていたいか
上記は、”こと”と問われるからかもしれません。
”こと”というと、具体的なことを言わなければなりません。
明確に答えられないときというのは、”具体的なこと”までは発想できていないステージにいるとも考えられるので、なかなか答えづらい面が出てくるのだろうと思います。
そこで、森岡毅著「苦しかったときの話をしようか」(ダイヤモンド社)での提案は、”どんな状態であれば理想的か”から発想する、というものです。
確かに、具体的な”こと”から抽象度を上げると、より自由に発想することができるようになりそうです。
”状態(目的)”から”こと(手段)”を発想する
”自分にとってこんな状態が理想”ということが固まっていけば、おのずと、そこに至るまでの具体的な”こと”があれこれと思い浮かぶようになります。
目的(状態)が決まれば、自然と、手段(こと)が決まってくる感覚です。
最初に手段を考えようとするとどうしても自分にしっくり来なかったりするものなので、そんなときは、「どんな状態が理想か」を考えたいところです。