話す言葉の順番によって、まったく印象が異なってくることがあり、気をつけたい・こだわりたい、と思ったことがありました。
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話す言葉の順番で、印象が異なってくる
長崎商工会議所主催のセミナー「Withコロナで変わる 選ばれるための感動接客術」(Fine HR代表・人財育成コンサルタント 津田典果講師)を受講し、非常に印象に残ったのは、”言葉の順番によって、印象が異なってくる”というものでした。
A
B
昨今、コロナ禍で入店時に消毒をお願いされる機会も多いと思うのですが、上記AとBとでは、まったく印象が異なります。
Aは、店舗側からの依頼(消毒依頼)が最初に来ており、その後、相手側の用件を受け入れる言葉の順番になっています。
一方、Bは、相手側の用件の受け入れが最初に来ていて、その後、店舗側からの協力が来ています。
Bの方が圧倒的に印象がよいと感じます。
使う言葉は同じですし、使う側もあるいは意識せずに組み立てているかもしれませんが、言葉を使われる側の印象は使う側の想像している以上に異なります。
言葉による影響
人と接する職業であれば、この”言葉で説明する”という行為は、大なり小なり関係してきます。
その場合、言葉を使って相手に説明し、判断を促し、影響を与え、成果を得る仕事である、ともいえます。
そうである限りにおいて、ぜひとも”言葉による影響”を十分に考え、話す順番によってすら与える印象が異なることに着目していきたいところです。
相手に興味を持ち、思いやる気持ちが重要
何をどういう順番で話せばよいのか。
一つ一つにマニュアルがあろうはずはありません。
もっとも根本にあるのは、目の前にいるその相手に興味を持ち、寄り添い、思いやる気持ちだ、と感じます。
そういう心持ちでいる限り、話す言葉の順番もおのずと決まってくるような気がします。