顧客の視点・立場に立ち、顧客が経験する順番を追っていくことで、自社が何を整えるべきかが見えてきます。
佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。
大きな流れを整える
自社のことを、顧客の立場に立ち、顧客の視点から経験するようにしてみることで、自社のどこに問題があるのか、どこで止まっているのかを知ることができます。
このように、顧客の立場に立って、”大きな流れ”を整えていくことで、自社の改善へとつなげることができます。
マインドフロー
佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、この”大きな流れ”を、マインドフローと呼んでいます。
自社の取るべき行動
→自社の存在を知ってもらうには?
自社の取るべき行動
→興味を持ってもらうには?
自社の取るべき行動
→問合せなどの行動を起こしてもらうには?
自社の取るべき行動
→自社を選んでもらうには?
自社の取るべき行動
→ひとまず購入するという決断をしてもらうには?
自社の取るべき行動
→購入後、実際に使っていただくには?
自社の取るべき行動
→愛着を持ってもらうには?リピートしてもらうには?
まとめると、以下のようなステップになっています。
- 認知
- 興味
- 行動
- 比較
- 購買
- 利用
- 愛情
「④比較」において、自社のすべきこと
顧客は、興味を持ち、問合せ等調べた後には、比較検討する段階に入ります。
品質・金額が、他社と比較したときに劣っていれば選ばれることがありません。
また、内容が分かりづらく顧客に伝わらなければ、分かりやすい他社商品が選ばれることになります。
「⑤購買」において、自社のすべきこと
いざ購入しようと思ったときに、顧客の思った決済手段(キャッシュレスなど)で購入できなかったり、購入するために申込書などの煩雑な手続きが必要であったりすると、購入をやめてしまったりするため、そのあたりのシンプル化を考えたいところです。