”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”を整える⑥

お客様がその商品を知り、愛用してもらうまでにはいくつも障害があり、それをひとつひとつ取り除く必要があります。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

目次

マインドフロー

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、この”大きな流れ”を、マインドフローと呼んでいます。

STEP
そもそも自社の「存在」を知らない

自社の取るべき行動
→自社の存在を知ってもらうには?

STEP
「存在」は知っているが、「興味」を持っていない

自社の取るべき行動
→興味を持ってもらうには?

STEP
「興味」は持っているが、問合せなどの「行動」はしていない

自社の取るべき行動
→問合せなどの行動を起こしてもらうには?

STEP
「行動」はするが、「比較検討」はしていない

自社の取るべき行動
→自社を選んでもらうには?

STEP
「比較検討」するが、「購入」には至らない

自社の取るべき行動
→ひとまず購入するという決断をしてもらうには?

STEP
「購入」するが、「使用」しない

自社の取るべき行動
→購入後、実際に使っていただくには?

STEP
「使用」するが、「愛着」しリピートするには至らない

自社の取るべき行動
→愛着を持ってもらうには?リピートしてもらうには?

STEP
「愛着」し、リピートしたり、周囲に勧めたりする

まとめると、以下のようなステップになっています。

マインドフロー
  1. 認知
  2. 興味
  3. 行動
  4. 比較
  5. 購買
  6. 利用
  7. 愛情

障害を取り除く

最初の「認知」から最後の「愛情」までスムーズに流れていってもらうには、その流れのなかで”障害”となっているものを見つけ出しては取り除いていく、という地道な作業が必要になります。

障害がひとつひとつ取り除かれれば取り除かれるほど流れができ、スムーズになっていくことになります。

大まかには、その障害は、「物理的な障壁」と「心理的な障壁」とに分けることができます。

障害の具体例①

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)での紹介例をもとに、具体例をまとめると、以下のような感じになります。

「①認知」

物理的
心理的
  • 広告媒体がターゲットに合っていない(=届いていない)
    →媒体を再検討する必要あり
  • 広告媒体がターゲットに届いているが、目にとまらない・分かりにくい
    →わかりやすく目立つ広告にする

「②興味」

物理的
心理的
  • 広告を見ても、自分とは関係ないと思われてしまう
    →売り文句とターゲットが合っているかチェックする
  • ニーズとしての感覚がない
    →ニーズを喚起する

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