HPの改善アプローチにも、マインドフローを活用することができます。
佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。
目次
マインドフロー
佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”を、マインドフローと呼んでいます。
STEP
そもそも自社の「存在」を知らない
自社の取るべき行動
→自社の存在を知ってもらうには?
STEP
「存在」は知っているが、「興味」を持っていない
自社の取るべき行動
→興味を持ってもらうには?
STEP
「興味」は持っているが、問合せなどの「行動」はしていない
自社の取るべき行動
→問合せなどの行動を起こしてもらうには?
STEP
「行動」はするが、「比較検討」はしていない
自社の取るべき行動
→自社を選んでもらうには?
STEP
「比較検討」するが、「購入」には至らない
自社の取るべき行動
→ひとまず購入するという決断をしてもらうには?
STEP
「購入」するが、「使用」しない
自社の取るべき行動
→購入後、実際に使っていただくには?
STEP
「使用」するが、「愛着」しリピートするには至らない
自社の取るべき行動
→愛着を持ってもらうには?リピートしてもらうには?
STEP
「愛着」し、リピートしたり、周囲に勧めたりする
まとめると、以下のようなステップになっています。
マインドフロー
- 認知
- 興味
- 行動
- 比較
- 購買
- 利用
- 愛情
HPのマインドフロー
HPにおいても、マインドフローを見て取ることができるとされています。
- 認知:まずはHPの存在を知ってもらう。
- 訪問:アクセスしてもらう。
- 理解:HPの中を自由に行き来してもらい、理解してもらう。
- 比較:他社商品と比較してもらう。
- 購買:購入してもらう。
- リピート:リピートしてもらう。
改善の余地を探す
STEP
認知
よりHPの存在を知ってもらう必要があります。
- Google広告などで検索画面のなかで目立つようにする
- バナー広告
- SEO対策する
- 名刺・メール・チラシなどでURLを知ってもらう
- レターヘッド
STEP
訪問
よりアクセスしてもらう必要があります。
- URLを極力短くシンプルにする
- 顧客にとって不必要なFlashは使わない
STEP
理解
よりどの情報がどこにあるか、分かりやすく誘導する必要があります。
- 読みやすい文章で書く
- 専門用語を使わない、使う場合は解説を入れる
- レイアウトを工夫する
- ナビゲーションを入れる
- トップページ以外から訪問されてもすぐにトップページなどに行けるようにしておく
STEP
比較
より自社商品が競合より優れている点を伝える必要があります。
- 競争優位を伝える
- 価格を載せる
- メニューを載せる
STEP
購買
より購入プロセス・手段を分かりやすく示す必要があります。
- 決済手段を多様化する(クレジットカード、コンビニ決済、振込、代引きなど)
- 購入の際の入力項目を必要最低限にする(離脱を防ぐ)
STEP
リピート
よりフォローアップする必要があります。
- フォローアップのメールをする(適切な頻度)
- Thank Youメール
- クロスセル(他商品を紹介できる仕組みを整えておく)