目的や理想が漠然としたままであると、人はなかなか行動できないもので、逆に「目的」を明確にすることから始めると逆算して行動できそうです。
コーチ・エィ「コーチングの基本」(日本実業出版社)を参考として。
行動が思い浮かばない、目標が思い浮かばないとき
どう行動していいか分からない、目標が思い浮かばない、といったことは割合あるものです。
ただ一方で、現状に対して、漠然としたモヤモヤ(違和感)を抱えていることもよくあります。
現状に対して違和感を感じるということは、裏を返せば、自分にとっての”理想の状態”を漠然と持っている場合が多いものです。
まず「目的」を明確にする
まず、自分自身が(潜在的であるにせよ)持っている「目的」を明確に洗い出すことができれば、
おのずと、その目的に向かうための「目標」が、自身にとってしっくりする形で見えてくることがあります。
「目標」が定まれば、そこへ向かう「行動」を決めることもできますし、行動を起こしていくことによって前に進んでいくことができます。
目的←目標←(行動)←現状
「目的」←「目標」←(行動)←「現状」
現状から未来へ向かってというと、なかなかうまく行動していけないものですが、
まず最初に「目的」(=理想、こうありたいという姿・状態)を、丁寧に言語化していくことによって、自分のなかでしっくりする形で明確化することができます。
そこから逆算する形で、「目標」や「現状」を明確にしていくと、おのずとその”溝”も、自分ごとに引き寄せて見ることができ、自然な形で、現状から目標へと「行動」を起こしていくことができそうです。
※それでもどうしても思い浮かばない場合は、”現状は100点満点で何点か?”と問いかけると、満点でないことが多いものです。満点でないとしたら、その”満点”が何なのか、突き詰めて考えていくアプローチも有効だと思います。