自分のなかのあれこれが整理されずにモヤモヤしている状態だと、なんとなく手一杯な感覚になり、新しいものが吸収できなくなる気がします。
逆に、空白ができれば、新しいものを吸収していくことができます。
和仁達也著「独立系コンサルタントの成功戦略」(かんき出版)を読んで学んだこと、キャッシュフローコーチとして感じたこと。
なんとなく手一杯な感覚
”なんとなく手一杯な感覚”という感覚になることがあります。
目先で対処しなければいけないこと・これまで自分が思ったこと・経験したことが自分のなかに蓄積してくると、そういった感覚になります。
目先で対処しなければいけないことは、スケジュールを組んで粛々と対処していく必要があります。
一方、対処してきた結果として、自分のなかに蓄積してきたものというのは、意図的に外に出していくことをしなければ、”手一杯な感覚”からは解放されない気がしています。
アウトプットすることで”空白”をつくる
特に自分のなかで思ったこと・感じたこと・経験したことの蓄積を外に出していくには、「言語化」する必要があります。
言語化(=アウトプット)することにより、自分の頭のなかから離れ、それを客観的に見ていくことができます。
そうして、定期的にアウトプットして外部に具体的に形にしていくようにすると、自分のなかに”空白”ができます。
自分のなかに”空白”ができると、ごく自然な形で、また様々なことを吸収して蓄積していけるようになります。
新しいことを吸収していかなければ、と、手一杯なままストイックに詰め込んだとしても、基本的に苦しいことなので長続きしない気がしています。
また、手一杯で新しいことを吸収できないままでいると、自分自身を更新していくことができなくなり、やがて陳腐化してしまいます。
そういった意味でも、自分のなかにある”思ったこと・感じたこと・経験したこと”などは、積極的に言語化・アウトプットしていき、自分のなかに空白を作り、さらに新しいものを取り入れていくサイクルを持つことの重要性を感じています。
蓄積の見える化にもなる
自分のなかにある”思ったこと・感じたこと・経験したこと”は、体系化すれば、「知識・知恵・技術」などとも呼べるものになります。
自分のこれまでの蓄積をアウトプットしておけば、自分のなかでも、自分のこれまでの経験を「見える化」することになるので、それらを踏まえて、今後のことを考えていくこともできます。