”マニュアル”との距離感が分かると、活用方法も分かる

”マニュアル”というとイメージが先行している部分があります。マニュアルの目的がわかると、活用方法も見えてくるように思います。

竹田陽一著「小さな会社★社長のルール ランチェスター経営成功への実践手法」(フォレスト出版) を参考として。

目次

”マニュアル”への先入観

”マニュアル”というと、あまりよいイメージはないかもしれません。

”マニュアル人間”、”マニュアル的対応”など。

もしくは、過大なイメージを持っているという場合もあります。

マニュアルさえ磨けばすべてうまくいくはず、といったような。

”マニュアル”の起源と目的

経営における”マニュアル”は、1800年代の終わり、アメリカのフレデリック・テイラーという技師によって体系づけられたといわれています。

フレデリック・テイラーといえば、「科学的管理法」の発案者として、経営学においては超有名な方です。

テイラーは、当時の工場作業において、熟練工と未熟練工とで速さや成果に”差”が生まれてしまうのはなぜかということに着目しました。

熟練工の作業工程すべてをこと細かに観察し、一つ一つの動作を時間で測り、標準的な動作内容をまとめることで、未熟練工でも比較的速く標準レベルに達することができるよう「マニュアル」を作りました。

この起源のとおり、「マニュアル」とは、”標準化”を目的としており、かつ、”超実践的”であるということが特徴です。

ここから確実にいえることは、「マニュアル」とは、”名人をつくるためのものではない”ということです。

また、「マニュアル」とは、経験の少ない人でも、早くスムーズに平均的な技能を身につけることができるようにするものであり、”実践的でなければ意味がない”ということです。

つまり、”マニュアルさえ完璧に仕上げれば経営がすべてうまく”ということはあり得ない、ということになりますし、”実践的でないと意味がない”ということになります。

距離感が掴めると、活用方法のイメージも湧いてくる

マニュアルの起源や目的がわかると、うまく距離感が取れる気がしています。

マニュアルのポイント
  • 超実践的である必要があること
  • 経験の少ない人に、より早く平均的な仕事をしてもらえるようにするものであること
  • 経験が十分身についた人には、マニュアルにとらわれすぎずに、それ以上の仕事をしてもらえるようにすること

”マニュアル”というものに対しては、過小評価も過大評価もせず、適切に捉え、活用していきたいところです。

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