「戦略」を考えるのに必要な心構え、「戦術」を行うのには必要な心構え、というように分けて考える必要があります。
森岡毅著「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方-成功を引き寄せるマーケティング入門-」(角川書店)を参考として。
「目的→目標→戦略→戦術」の順番で考える
経営の打ち手を決める際、「目的→目標→戦略→戦術」の順番で考えていく方が望ましいとされています。
つまり、自社のミッション(目的)を掘り下げたうえで、誰に(目標)、何を(戦略)、どのように(戦術)売るのか、という順番で考える、ということになります。
「目的→目標→戦略→戦術」 で考えるにあたっては、前提として、まずは”自社を取り巻く環境”を正確に把握しておく必要がありました。
戦略と戦術には、それぞれ必要とされる精神性が異なる
経営の打ち手を決める際、当てずっぽうで決めることは、砂漠のなかでダイヤモンドを探すようなものだといえます。
やはり、上記のとおり、「目的→目標→戦略→戦術」のように、順番を追って考えていくことで、効果的に物事を決めて進めていくことができることになります。
特に「戦略」と「戦術」とが未分化のままであると、うまくいかないことが多いようです。
また、一生懸命やるにあたっての”心を込める”にも、日本語でいう”心”の概念は、「理性」を指すものであるのか、「精神力」を指すものであるのかが未分化であるともいわれています。
森岡毅著「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方-成功を引き寄せるマーケティング入門-」(角川書店)のなかでは、以下のように考えられていました。
「戦略」には、「理性(マインド)」が必要。
「戦術」には、「精神力(ハート)」が必要。
戦略を決める際に、感情や情緒に左右されてしまっては、妥協の産物のような方針しか打ち出すことができないため、理性(マインド)が最も必要とされる局面です。
一方で、戦術を進める際には、理性(マインド)よりも、思い入れや根気強さであったりといった精神力(ハート)が物を言います。
フェイズを分けて考える
戦略と戦術とを分けて考える意識が身につくだけでも、かなり違ってくるような気がします。
戦略を決めるのであれば、優先すべきは「理性(マインド)」であって、情緒や感情は置いて決めなければいけないといえます。
戦術を進めるのであれば、優先すべきは「思い・精神力(ハート)」であって、最後はそこで勝負がつくので、大切にしなければならない要素であるといえます。