打合せや会議などでは、他人の視線が気になって緊張してしまうものですが、これを緊張しないための工夫について。
和仁達也著「コンサルタントの対話術」(かんき出版)を読んで学んだこと、キャッシュフローコーチとして感じたこと。
視線があると緊張する
いざ打合せ・会議で相手と話すとなると、緊張します。
緊張の原因のひとつは、「相手からの視線」にあります。
しっかり目を見て話さなければならない、相手もしっかり見て聞かなければならない、と思ってしまい、かなりの緊張感になってしまいます。
まして、その緊張が原因で、打合せ・会議の質が下がることは避けたいところです。
自然な形で視線を分散することができれば、緊張感も緩和され、滑らかな話し合いにすることができそうです。
ツールを使う
和仁達也著「コンサルタントの対話術」(かんき出版)で紹介されていたことは、「ツールを使う」というものです。
この「ツール」とは、例えば、「アジェンダ(議題シート)」、「面談シート」、「真っ白な大きめの紙」、「PCの画面」、「ホワイトボード」などのことです。
アジェンダや面談シートがあれば、自分も相手も視線を分散することができます。
相手も自然な流れで顔とツールとを交互に視線を移すことになりますし、自分が話すときも、自然とツールに視線を移すことで、気持ちを落ち着けることができます。
自然な形で、”視線の圧”を低減させることができます。
気持ちに余裕ができれば、話の流れを考えつつ、次にどのような話をしていけば冷静に考えることができます。
ツールの視線以外のメリット
ツール類の、視線以外のメリットです。
これまでも、試算表や月次報告書などのツールを使っていましたが、改めて下記メリットも踏まえながら工夫していく余地があると感じています。
打合せ中の話を暗記しなくてよく、これからの話に集中できる
ツール類に書きながらまとめていくと、打合せ中の話を覚えておく必要がなくなります。
覚えておく必要がなければ、打合せ自体の先の流れを考えることに集中することができます。
ツールを共有することで相互理解が深まる
相手とツールを共有しつつ、紙に言葉を落とし込んだりその言葉同士の繋がりを示していくことで、相手との相互理解を深めることができます。
自分と相手との認識違いを防ぐことができますし、相手も頭のなかのモヤモヤを客観化するきっかけにもなります。
共同で思考を進めていくことができます。