アイデアをアイデアのままにしないためには、様々な角度から考えることで現実味を帯びてくるものです。
そのために聞き手として必要なこと・必要な視点。
伊藤守「図解コーチングマネジメント」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から学んだこと。
目次
アイデアをアイデアのままで終わらせないために
アイデアをアイデアのままに終わらせることはもったいものです。
こういうアイデアってどうだろう、と思うことは、できるだけ育てて、現実化していきたいものです。
たとえ最初は荒唐無稽なものであっても、磨き上げれば現実的になり得るものも多いはずです。
アイデアがアイデアのままで終わってしまうのは、頭のなかに出たアイデアを、頭のなかだけに留め、
モヤモヤのままにしてしまうからである場合も多いように思います。
これを現実化するために育てていくには、まずは、口に出したり、紙に書いたりして言語化していくことが
スタートだといえます。
聞き手として心がけたいこと
芽となるアイデアをさらに育てていくには、頭のなかの発想を一緒に考えてくれるパートナーと「会話」しながら進めていくことが近道のように思います。
その際、アイデアの言語化を受け止める聞き手の”姿勢”が重要になってきます。
聞き手として心がけたいこと
- 「安心」「安全」「ポジティブ」で、話しやすい環境を作ることを心がける
- 最初が荒削りで荒唐無稽であっても、さらに出てくる言葉を聞き続け、引き出し続ける
- 否定的な言葉(不可能だ、話にならない)はできるだけ使わず、「肯定的」に聞く
- 気になる部分は、「もっと詳しく」と掘り下げて聞く
- 立場によって見え方が異なることなど、様々な着眼点を添える
- より具体的なシーンを、「質問」することによって明確にしていく
イメージの”生命力”を大事にする
イメージやアイデアには生命力が溢れているものだと思います。
それを言葉で捕まえることは、難しいことではあると思うのですが、誰かと一緒に会話しながらだと
割合、苦なくできる面もあります。
聞き手としては、できるだけ、イメージの生き生きとした”生命力”を壊さずに、少しずつ現実化をしていく
心がけが必要といえそうです。