新しい銀行と取引を始めるには

まだ面識のない銀行から融資を受けようと思うと、どのようなステップを踏むとよいか。

川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)を参考として。

目次

銀行との接点をどう作るか

預金口座を開設するにしても融資を受けるにしても、これまで面識のない銀行とどのように接点を作ればよいか。

預金口座すら作成していない銀行にいきなり飛込みで融資を申し込むとすると、銀行からするととても怪しい印象を持たれてしまうものです。

川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)を参考に、接点の持ち方をまとめてみました。

方法①預金口座を開設する

確実な接点の作り方としては、まずは、預金口座を開設するという形で接点を持つことだといえます。

事業用の口座開設にあたっては、銀行側で担当者がつき、面談などを通して事業実態の確認が行われることが通常であるため、銀行担当者との接点ができます。

銀行担当者との接点ができれば、話のなかで、銀行側から融資の提案があることも多く、自然な流れで融資申込みをすることができます。

川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)では、より実践的に、銀行から、”なぜ当行で口座開設しようと考えたか”と聞かれた場合の自然な返答も紹介されています。

「今後のことを考え、近所の銀行で預金口座を作っておきたかったから」

「御行と取引している取引先があり、振込手数料の節約のために、御行に口座を持っておきたいと考えたから」

方法②紹介してもらう

まったくの一見さんとして飛び込んでいくよりも、紹介という形のほうが自然です。

知り合いの経営者や税理士などからの紹介であれば、銀行側も安心です。

方法③帝国データバンクに掲載する

銀行が信用調査で用いる「帝国データバンク」に掲載していれば、銀行側も安心するものです。

帝国データバンクそのものにいきなり掲載してくれと言っても唐突すぎて反応してくれない可能性もあるため、知り合いの経営者からの紹介のほうが望ましいといわれています。

評点が高ければ、銀行もなお安心することになります。

評点を高くするには、①決算書を開示すること、②自社の情報を丁寧に説明すること、③聞かれたことに対して経営者自身がしっかり話すこと、だとされています。

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