融資を受けている銀行が、自社に対して積極的な気持ちでいてくれているかどうかを見極めるには。
川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」（すばる舎）を参考として。
目次
融資に積極的か消極的か
融資をしてくれている銀行が、会社がさらに融資を申し込んだ際に、前のめりになって取り組んでくれるのかどうかなど、その銀行が自社に積極的でいるかどうかは、会社のその後の方針に大きな違いが出てくることになります。
川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」（すばる舎）では、銀行の行動によって、その積極性を見極めることができるポイントを示してくれています。
積極的に捉えている兆候
- 銀行の担当者が自社によく訪問してくる
- 銀行側から融資の提案をしてくる
- 保証付融資だけではなくプロパー融資を提案してくれる
- 複数銀行との取引がある場合、他銀行や既存融資より低い金利を提案してくれる
- 銀行手数料の優遇（引下げ）を提案してくれる
消極的に捉えている兆候
- 銀行の担当者が自社にまったく訪問して来ない
- 銀行側からは融資の提案をしてこない
- これまでプロパー融資を行っていたのに、最近は保証付融資しか提案してこない
- 新しい融資をしたがらない
- 不動産などの担保を入れてくれと言われる
- 遊休資産を売却して一部返済に充てて欲しいと言われる
- 短期融資をスキップせず、分割返済に切り替えるよう言われる
- 当座貸越を継続せず、分割返済に切り替えるよう言われる
