Claude Codeで業務を自動化するとき、最初から一連の流れをまとめて任せたくなる場面があります。ですが、うまくいきやすいのは逆の進め方で、「手を動かす業務」の中からそのときいちばん面倒なものを1つ選び、少しずつ潰していく方法かなと感じています。
「ざっくり一連を任せる」と人間のコントロールを離れてしまう
違うものができあがり、手直しが大変になった
一連の作業をざっくりとまとめて依頼したところ、思っていたものとは違う成果物ができあがりました。
その後の手直しは、大きな手間になりました。

途中で人間が確認する場所がなかった
一連をまとめて任せたため、人間のチェックポイントがはさまれません。
どのように進んでいるのか、どこがどうなっているのか、どこがよくないのか。
そのどれも把握できないまま、人間のコントロールを離れてしまいました。
- 成果物が意図と違う
依頼した内容と異なるものができあがり、手直しが必要になる - 進み具合が見えない
どこまで進み、どこがどうなっているのかが分からない - 直す箇所が分からない
どこがよくないのかを特定できず、人間が手を入れにくい
原因は、任せた量の多さそのものというよりも、人間が確認する場所を設けなかったことにあると考えられます。
「手を動かす業務」から、1つずつ任せていく
最初に任せたのは、単純入力とファイル・PDFの整理
最初に任せたのは、ファイル名のリネーム、PDF化、PDFの統合と分割、PDFの順番入れ替え、スプレッドシートへの単純入力などでした。
いずれも手を単純に動かすだけの作業から始め、チェックは人間が行う形にしました。
任せる範囲を小さくとどめ、確認は人間が持つ。
この形であれば、途中の様子も結果も人間が把握しやすいと感じました。

手がかからなくなり、人間はチェックが中心になった
続けるうちに、どんどん手がかからなくなっていきました。
いまでは、人間の役割はチェックが中心です。
手を動かす部分が減るほど、人間は内容の確認に時間を使えるようになると感じています。
面倒の基準は「手を動かす業務」
面倒かどうかを測る基準は、「手を動かす業務かどうか」です。
その中から、そのときいちばん面倒なもの(ワーストワン)を1つ選んで潰して自動化に組み込んでいっています。
潰し終えたら、またその後の業務のなかでのその時点でのワーストワンを選び直します。
一度に全部ではなく、少しずつ段階的に進める。
この繰り返しが、最初の一歩としては取り組みやすいと感じています。
判断が混ざる業務は、後回しにする
面倒でも、判断が混ざる作業は自動化しにくい
面倒な作業の中には、判断が混ざっていて自動化しにくいものがあります。
「面倒な順」だけで選ぶと、手を動かす部分ではなく判断の部分に行き当たる場合も考えられます。
なので、基準は「面倒かどうか」だけでなく、「手を動かす業務かどうか」に置いています。

段階を踏むと、人間は把握したまま任せられる
少しずつ任せる進め方は、遠回りに見えるかもしれません。
ただ、人間のチェックを残したまま範囲を広げられるため、途中の様子や、どこがよくないのかを把握し続けられます。
一連をまとめて任せてコントロール不能になった経験と比べると、この違いは大きいと感じています。
