クラウド会計ソフトだけでは業務効率化を実感できない

クラウド会計ソフトで業務効率化する、という話がよく出るのですが、一方で、クラウド会計ソフトを導入した先は、”そこまで業務効率化した気がしない”、”むしろこれまでの方が効率的だった気がする”といった話も出てきます。

※本ブログ中の図は、ワンクリックオペレーションの考案者である廣升健生先生の図を許可を得て加筆訂正して使用しています。

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クラウド会計ソフトだけでは、業務効率化は限定的

クラウド会計ソフトを導入することによる業務効率化メリットは何か、というと、おおよその回答では「銀行取引明細を自動連携できること」という回答が上がってきます。

確かに、これまで帳簿作成にあたり、①日付、②勘定科目、③金額、④摘要、という4要素をすべて手入力する必要がありました。

これが、自動連携できるクラウド会計ソフトを使うことにより、上記①③④を手入力する必要がなくなります。

クラウド会計ソフトでは、②勘定科目のみ、手動で指定して登録することにより帳簿作成をすることができます。

また、勘定科目の予測は学習機能を働かせることができるため、より精度の高い予測にしていくことができますし、もっといえばfreeeでは、そもそも候補に上げることなく自動で仕訳登録することも可能です。

しかし、インストール型会計ソフトも、仕訳辞書などを登録しておけば、相当早く手入力することができます。

また、画面の遷移速度なども、クラウド会計ソフトはインストール型よりも遅い傾向があります。

全体として考えても、クラウド会計ソフトの導入によって一定程度効率化することは可能なのですが、それなりのデメリットもあるため、効率化の実感としては限定的なのです。

会計ソフトの「前段階」が重要

クラウド会計ソフトは「クラウド」であることに意味があり、自動連携機能というのはその1要素でしかありません。

つまり、会計ソフトのみをクラウド化し、それ以外がすべてそのまま、というのでは効果は限定的、といえるのです。

業務効率化を実感するにあたっては、会計ソフトの「前段階」クラウド化することが鍵を握っています。

これによって、クラウド会計ソフトの「クラウド性(いつでも、どこでも、誰でも)」を引き出すことになり、もうその頃には、そもそも会計業務以外の業務全体に効率化を実感することになるわけです。

会計ソフトの「前段階」とは、具体的には、「①コミュニケーション」、「②資料共有」です。

ここで一つの解決策として、ワンクリックオペレーションがあると考えています。

「インストール型会計ソフト」と「クラウド会計ソフト」とでは”武器”が違う

一方、クラウド会計ソフトのデメリットを極小化する試みを行う観点も大事です。

具体的な試みはいくつかあるのですが、そもそもの考え方を変える必要があります。

インストール型会計ソフトとクラウド会計ソフトだと、そもそも「武器」が異なるのです。

「武器」が異なる以上、戦術も異なってくるのはむしろ当然といえます。

クラウド会計ソフトをそもそもこれまでの業務フローに当てはめてるのではなく(例えば、クラウド会計ソフト内で多量の手動入力を行うなど)、クラウド会計ソフトなりの「戦術」を考えていく必要があります。

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