自社がどうありたいかという「想い」を表明することで、その「想い」に共鳴してもらえる仕組みを作りたいところです。
佐藤義典著「売れる会社のすごい仕組み」(青春出版社)を参考として。
自社がどうありたいのかを固める
自社がどうありたいのかという「想い」を明確にし、それがお客様にどのような価値を提供するのかを明確にできると、自然と自社の「想い」に共鳴するお客様が集まることになります。
例えば、自社の商品をお客様により届けるための手段が、”値段を安くするなど相手の利便性を追究する方法”なのか、”より高い品質を追究する方法”なのか、”よりお客さまそれぞれのニーズに対応することを追究する方法”なのかによって、相手が受け止める印象も変わってきます。
その差は、いずれお客様のなかでの”使い分け”に繋がっていくことになります。
安くて便利なものを求めるときはA社、品質を求めるならB社、自身の要望を話しやすい場所を求めるならC社、といったように。
自社の商品の”価値”を、どのような表現方法でもってお客様に届けるかによって、自社そのもののキャラクター付けも大きく変わっていくことになります。
そのため、お客様のニーズを考えつつ、まずは自社がどのような存在であって、どのような価値をお客様に伝えたいと思っているのかを明確にしておく必要があります。
独自資源が何か
「強み・差別化」とは、「独自資源」があってはじめて成立します。
例えば、安さが武器!と思ったとしても、それを支える「独自資源」が何なのかの裏付けが明確に必要になってきます。
例えば、商品力が武器!という場合、独自の(独占的な)仕入ルートがあるかどうかによって、自社の優位性は変わってきます。
「強み・差別化」とそれを支える「独自資源」の組合せが曖昧であると、たまたまうまくいった施策があったとしても、他社に真似されて終わってしまいます。
そのため、「強み・差別化」として展開するには、それを裏付け、支える「独自資源」が何なのかを明確に持っておく必要があります。
そのなかでも、最も強い「独自資源」は、「仕組み」なのだと思われます。
1つ1つは何でもなくとも、自社が理想とする形にあわせて、要素を掛け合わせ積み重ねていくごとに希少価値を増していくことになります。
5つのツールまとめ
自社のあり方を組み立てていく意味でも、今いつ立ち位置を確認する意味でも、佐藤義典著「売れる会社のすごい仕組み」(青春出版社)で紹介されていたツールはとても有用だと感じています。
- 戦場・競合(Battlefield)
- 独自資源(Asset)
- 強み・差別化(Strength)
- 顧客ターゲット(Customer)
- メッセージ(Selling message)
- 手軽軸(「利便性」の追究)
- 商品軸(「高品質」の追究)
- 密着軸(「個別対応」の追究
- 新規獲得(「数量」)
- 既存維持(「数量」)
- 頻度向上(「リピート」)
- 点数増加(「単価」)
- 単価向上(「単価」)
- 認知
- 興味
- 行動
- 比較
- 購買
- 利用
- 愛情
- リピート
- あげる商品
- 売れる商品
- 売りたい商品