どのような商品でもって、お客様にどのような価値を実現するのか、といったことから各ディティールに至るまでの一貫性を持たせることは大きなテーマだと感じます。
佐藤義典「ドリルを売るには穴を売れ」(青春出版社)を参考として。
目次
”価値”を届けるための具体的な施策4つ
届けたいお客様のイメージができ、そのお客様に対して、どのような価値(「便利さ」・「質の高さ」・「密着さ」)を届けたいか、それに伴って、自社の経営資源をどこに集中投下すればよいか、がわかってくると、次は、具体的に、どのようにして届ければよいか、を検討することになります。
- 「商品」:顧客へ価値をもたらすための道具・手段
- 「広告」:商品の価値をお客様に伝える
- 「流通」:商品をお客様に届ける経路
- 「価格」:商品の値付け
スタート地点から各施策に至るまでの流れをイメージする
上記の施策に一貫性を持たせるには、そもそも、その上流部分に位置する部分を固めることができているかということが大事になってきます。
STEP
「お客様にとっての価値」のイメージを持つ
自社が実現したい「お客様にとっての価値」は何か?
価値基準(「生存」「社会的」「自己」)で考える。
自社の商品は、「お客様にとっての価値」を実現するためのツールになり得ているか?
STEP
「自社のお客様」の具体的なイメージを持つ
”自社が実現したい価値”を求めているお客様は、具体的にどのような人か?
(ターゲットとなるお客様層)
STEP
差別化について考える
他者と異なる部分はどこかを明確にする。違いを出す。
STEP
届けるための施策(4要素)を考える
「商品」「広告」「流通」「価格」に一貫性を持たせる。
価値の定義からの一貫性
上記の流れに「軸」があり、一貫性があればあるほど、お客様からの信頼も積み上がっていきます。
すべてに一貫性を持たせるには、まずは、「なぜこの事業を行っているのか・行おうとしているのか?」「お客様にどのような価値を実現したいと思っているのか?」を明確にする必要があるといえそうです。