抽象的に見てみる・具体的に考えていく

目の前のことに一杯一杯になると、どうしても思考が硬直化してしまうため、他者という立ち位置から、より抽象的に見てみる質問・より具体的に考えていく質問をすることで、より明確に認識することができます。

和仁達也「プロの思考整理術」(かんき出版)を参考にしつつ、キャッシュフローコーチとして考えたこと。

目次

何に「着眼点」を持つか

相手のお役に立てるような・相手が盲点に気づけるような「着眼点」には、どのようなものがあるでしょうか。

和仁達也「プロの思考整理術」(かんき出版)を参考として、まとめてみました。

  1. 価値の見える化
  2. 極端に振り切ってみる
  3. 遠くから抽象的に見る、近くから具体的に見る
  4. 数値化
  5. マーケティングのトゲ
  6. 投資回収の視点
  7. 情報量の不一致という視点

着眼点③「遠くから抽象的に見る、近くから具体的に見る」

自分のなかだけで考えていると、特に目先のことで一杯一杯になっていると、思考が硬直化してしまいます。

聞き手にできることとして、その硬直した状態をほぐすような質問を投げかける、ということがあります。

そのひとつとして、今見ているものを、より抽象的に考えてみる・より具体的に考えてみる、という視点があります。

遠くから抽象的に見る

目の前の問題からいったん離れて、抽象的に考える質問をしてみると、視野が広がり、そこから見えてくるものがあります。

どのような状態が理想か、などといった質問です。

抽象的な質問は漠然としているものの、ゆえに、自由な発想をすることができるというメリットがあります。

近くから具体的に見る

方向性や理想を持っていても、具体的に行動していけなければ、意味のないものになります。

5W1Hの質問で、より具体的にしていくことで、行動へと繋げていくことができるというメリットがあります。

物事をよりはっきり認識できる

ひとつのものを、遠くからより抽象的に見てみたり、近くからより具体的に見てみたりすることによって、そのことをよりはっきりと認識することができます。

なんとなく全体が分からなくなってしまっているときには、その全体のイメージを言語化してみることにより、そのことに関するイメージをより明確に持つことができます。

一方、具体性をしっかりと言語化していくことで、具体的な行動へと踏み出すサポートをすることができ、行動を加速させることができます。

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