「完了」させること、「役割」を意識することは、定期的に持ちたい習慣です。
伊藤守「図解コーチングマネジメント」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を参考として。
今必要な目標へ行動を加速させるために必要な習慣
今必要な目標を設定し、そのための行動を進めていくにあたり、障害となるものは取り除きたいものです。
無理なく、これまでの考え方にとらわれないために、「選択肢の幅を増やす」のも大事です。
さらに、”「完了」させること”と”「役割」を意識すること”も、視点として持っておきたい習慣です。
「完了」させること
やることが多いと、意識も行動も分散するため、スピードが鈍化したり、停滞したりします。
その”やること”を見直してみるのがよさそうです。
- やろうと思っているのにやっていないこと
- やめようと思っているのにやめていないこと
意外と、”漫然と習慣になってしまっている必要でないかもしれないこと”はありえます。
必要でないかもしれないと薄々分かっていつつ、なんとなく自分のなかに放置してある事柄を見直してみると、
「やめる」(=完了させる)ことができます。
上記の未完了であることに意識も行動もとらわれている場合があります。
自分のなかで、「やめる」(=完了させる)と決めることで、自分のキャパシティに余裕ができ、本当に必要な目標に意識も行動も向けることができそうです。
「役割」を意識すること
仕事をしているのは、「仕事をしている自分」という「役割」であって、自分の全体からすると一部にすぎません。
一方、仕事と自分の感情とが不可分に結びつくと、冷静になれないときがあります。
仕事に全人格を賭けることで成果を出すこともできる一方、「仕事をしている自分」(役割)と「自分全体」とを分けて考えることができないと、自分に対して客観的に評価をすることができません。
また、仕事に必要以上に感情の浮き沈みが支配されると、視野が狭まってしまいます。
「仕事をしている自分」は「役割」(自分全体のなかの一部)であって、その役割を冷静に評価する視点もあると、必要以上に感情に煩わされずに、目標への行動を意識することができそうです。