最初と最後の部分の”敬意”は省略してはいけない

相手に敬意を払っていることをきちんと表現するには、最初と最後が重要なのだと感じます。

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接客で重要な最初と最後

「気持ちのよい接客」ということを考えてみると、以下のようであると、気持ちのよさを感じます。

お店に入った最初の時点
お店を出る最後の時点
  • お店に入ったときに、きちんと「挨拶」してもらえる
  • 外まで出て「見送り」をしてくれる

他の誰でもない”あなた”を認識する

人は、他の誰でもない自分という存在を、相手がきちんと認識してくれて尊重してくれていると感じることができると、とても嬉しい気持ちになり、心が満足できるものだということに気づかされます。

お店に入ったにも関わらず、挨拶などの声かけもなく放置されている、と感じるととても不満な気持ちになります。

また、購入するまでは対応がよいのにも関わらず、購入し終わって立ち去るときになおざりな態度を取られたと感じると、同じく不満な気持ちになります。

その間というのは、適切な距離感のなかで自然な関係性が保てているかどうか、ということが大事であって、迎える側も、割と自然な対応ができていることが多いように感じます。

最初と最後は印象に残りやすい

つまり、”相手が自分をきちんと尊重してくれているだろうか”という感度は、始まりと終わりに特に強く出るように感じます。

最初の段階で”他の誰でもない自分”という存在を認識してくれて、また、最後の段階で”他の誰でもない自分”に敬意を評してくれたと感じることができれば、途中のやり取りで多少のぎこちなさがあったとしても、相手の敬意を誤解することが少ないように思います。

ゆえに、迎える側としては、特に最初と最後の段階において、たとえ回数を重ねて慣れたとしても、省略することなく”相手に敬意を表している”ということをしっかりと表現するという意識を持つくらいでちょうどよいのではないかと感じます。

その人と会ったときに、前回会ったときの状況からこれまでの間に何事かなかっただろうかと心配し、見送りの際には、この後から次に会うまでを心配する、その気持ちを、省略することなくきちんと表現したいものです。

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