”わかっているけどできない”こと、多く存在するものです。
その間にある「溝」をどう埋めるか、をどのようにサポートできるか、に視点を置くようにしています。
コーチ・エィ「コーチングの基本」(日本実業出版社)を参考として。
目次
”わかっているけどできない”
”わかっているけどできない”ということは、多く存在するものです。
「わかっていること(知識)」と、「できるように行動していくこと(行動)」との間には、しばしば「溝」が存在するのです。
その「溝」に対し「橋」をかけることは、本人だけでやるよりも、第三者との関わりや対話のなかで進めていく方がうまくいく場合も多く、そのサポートをどのようにしたらできるか。
基本的な方針
コーチ・エィ「コーチングの基本」(日本実業出版社)を参考に考えてみると、以下のような方針が基本的なプロセスといえそうです。
- 相手の話を十分に聴く
- 理想・こうありたい状態・目標をはっきりさせていく
- 現状をはっきりさせていく
- 現状からその目標・理想を達成するためという視点で、適切な質問を考え、投げかける
- 相手に”盲点”に気づいてもらい、視点を変えてもらう
- 発想を膨らませてもらう
- 具体的な行動を明確かつきめ細かにしていくことで、行動を起こす意欲が湧くようにしていく
具体的なプロセスイメージ
より具体的に、どのような視点でプロセスをイメージすればよいか。
より多くの選択肢を探すサポートをする
AかBか、ではなく、現状よりもより多くの選択肢がないか、を改めて洗い直していきます。
”本当に思っていること”を明らかにしていくサポートをする
理想・目標と現状とを改めて洗い直すなかで、自身が本当に思っていること、を明らかにしてもらえるよう、様々な視点から質問をしていきます。
「想い」を多く並べ、客観視してもらい、選択肢を比較検討してもらう
改めて自身のなかにある様々な「想い」は、選択肢ともいえます。
その「想い」(=選択肢)をできるだけたくさん並べてもらうことを通して客観的にしていき、その「想い」(=選択肢)のそれぞれを改めて比較検討していけるよう、様々な視点から質問をしていきます。
「想い」から、「決意」へ結びつくようサポートする
「想い」(=選択肢)から、比較検討していき、5W1Hの観点でより具体的にしていくことで、それが「決意」(=選択)、そしてこの後すぐの行動の第一歩に結びつくような着地を図っていきます。