目標は具体的であればあるほど、身近に感じ、行動に関してもより具体的にイメージができ、邁進することができるため、それをサポートするために何ができるか、を考えたいところです。
伊藤守「図解コーチングマネジメント」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を参考として。
目次
未来は目に見えない
現実に見えている「物」であれば、現に見えており、感じることができるので、取りにいくという行動を自然と起こすことができます。
一方、「目標」は、未来のことであり、目に見えないものであるため、それに対して行動を起こしていこうと思うと、その「目標」が”鮮明”である必要があります。
より具体的にしていく
「目標」が、さも目の前にあるものであるかのように、見たり感じたりできるくらいに具体的であれば、より自然な形で行動を起こし、進めていくことができます。
いかに「目標」を具体的に形にすることができるかどうか、例えば、いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように、といった観点でイメージを持つことができるかどうか、がポイントで、それは1人で考えながらでもできるものですが、誰かと一緒に会話しながらであれば、より加速して突き詰めていくことが可能となるものです。
さらに、その目標は、数字に落とし込むことができれば、行動の途中に振り返りやすくなります。
また、そのプロセスのなかで、何を感じることができるか、何を学ぶことができるか、といった観点においても具体的になっていると、取り組みやすくなります。
イメージしてもらうための質問の視点
目標をより具体的にしていくために、また、達成していく途中で時々振り返って固め直すために、
以下のような視点から質問をすることで、アイデアを喚起していくことができます。
- どのようになっていたいか?
- そのためにできることは何か?
- どのような条件(能力、環境、行動)が揃えば、達成することができそうか?
- 以前、同じような経験はなかったか?
- 尊敬する人なら、どのように対処するか?
- 誰に聞いたら分かりそうか?できそうか?