事業の「目的」を考えるときの3つの視点

自社の事業によって、どのような「目的」を達成したいのか。その「目的」次第によって、その後の「目標」「戦略」「戦術」も変わってきます。

森岡毅著「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方-成功を引き寄せるマーケティング入門-」(角川書店)を参考として。

目次

「目的→目標→戦略→戦術」の順番で考える

会社の打ち手を決める際、「目的→目標→戦略→戦術」の順番で考えていく方が望ましいとされています。

つまり、自社のミッション(目的)を掘り下げたうえで、誰に(目標)、何を(戦略)、どのように(戦術)売るのか、という順番で考える、ということになります。

「目的→目標→戦略→戦術」 で考えるにあたっては、前提として、まずは”自社を取り巻く環境”を正確に把握しておく必要がありました。

「目的」をどう考えるべきか

”自社を取り巻く環境”を把握した後、自社が事業を行う「目的」を考えることになります。

自社はなぜ事業を行うのか、どのような付加価値を社会に提供したいのか、どのような「目的」を達成したいのか、といったことです。

「目的」が明確であると、経営判断の拠りどころにもなり、ブレがなくなることになります。

しっかりとした「目的」から、その次の「目標」、「戦略」、「戦術」がつなぎ合わさる形で出てくることになります。

「目的」を考える視点3つ

「目的」を考えるときに必要な3つの視点を、 森岡毅著「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方-成功を引き寄せるマーケティング入門-」(角川書店)を参考に、まとめてみました。

魅力的であること

社会にとって必要とされるもので、達成できたらどんなにいいだろう!と思えるような魅力的なものであれば、お客様はもちろん、自分自身やスタッフのモチベーションが上がります。

例えば、日本でディズニーランドを運営するオリエンタルランドが当初掲げた目的は、
「絶えることのない人間賛歌の聞こえる広場を目指す」
といったものです。

シンプルであること

人が理解できる・覚えられる・すぐに思い出せる

といったものでなければ浸透しませんし、シンプルでないものであると、その後の「目標」「戦略」「戦術」も無駄に複雑になってしまいます。

低すぎないものであること

低い目的であると、どうしても歩みが鈍重になり、努力しなくなってしまいます。

そのため、低すぎない目的がよいように思われます。

かといって、高すぎても、実現不可能が明らかで、これまた努力しなくなってしまうので、ちょうどよい距離感のものがよいようです。

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